2016.01.20

プレミアリーグで負傷者が続出…最も「ケガ」に苦しめられている“野戦病院”クラブは?

NEWCASTLE UPON TYNE, ENGLAND - DECEMBER 06:  Newcastle player Georginio Wijnaldum shows his concern after Liverpool player Martin Skirtel is injured during the Barclays Premier League match between Newcastle United and Liverpool at St James' Park on December 6, 2015 in Newcastle, England.  (Photo by Stu Forster/Getty Images)
負傷者続出のプレミアでリヴァプールとニューカッスルはとりわけ人数が多い [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 年末年始から続く過密日程の影響で、プレミアリーグの各クラブには疲労の色が濃くなってきた。その影響もあり、現在も各クラブは大半が複数の負傷者を抱えている。

 では、今シーズンここまでで最もケガに苦しめられてきたチームはどこだろうか? 『BBC』や『Mirror』が1月15日付けの記事で今季の“ケガ事情”を分析している。

 まず、BBCはクラブ別に「選手の負傷離脱日数」「負傷件数」「負傷選手数」をカウントしている。開幕から第21節までの数字が以下になる。

(クラブ名/離脱日数/負傷件数/負傷人数)
ワトフォード 182日 10件 9人
レスター 184日 15件 9人
ウェストブロム 197日 19件 13人
スウォンジー 201日 13件 9人
ノリッジ 243日 11件 9人
サウサンプトン 345日 19件 11人
チェルシー 428日 24件 17人
アーセナル 465日 22件 14人
クリスタル・パレス 508日 28件 15人
アストン・ヴィラ 546日 27件 17人
ストーク 548日 36件 19人
サンダーランド 574日 38件 18人
ウェストハム 583日 26件 17人
エヴァートン 662日 21件 13人
トッテナム 668日 27件 15人
マンチェスター・U 752日 39件 20人
マンチェスター・C 769日 47件 20人
ボーンマス 944日 23件 16人
リヴァプール 965日 39件 19人
ニューカッスル 1042日 33件 18人

 下にいくほど“ケガが多い”クラブになるわけだが、選手の離脱日数が最多のニューカッスルはやはり現在18位。名門が降格圏にいるのは、ケガの影響をモロに受けているからだと想像がつく。

 三要素の数字が軒並み高い9位リヴァプール、5位マン・Uあたりも成績不振の一因にケガ問題があるのは明らかだろう。マン・Cも、セルヒオ・アグエロやダビド・シルバの離脱期間がなければ現在の3位より上にいたかもしれない。ただ、負傷件数がリーグ最多にも関わらず3位にいられること自体が選手層の厚さを証明しているという見方もできる。

 また、ボーンマスは離脱日数こそ3番目だが負傷件数、負傷者数はそれほど多くない。これは膝のじん帯損傷など長期離脱者が多いことを意味している。

 反対に、ケガに関して極めて優秀なクラブの中には、シーズン前半戦を盛り上げたワトフォードやレスターがいる。この両チームはほぼ欠場者なしで主力を固定し、組織的なチームを作ってきた。とりわけレスターは、ここ数週間は疲れが見えてきたものの、ジェイミー・ヴァーディやリヤド・マフレズをはじめとする主力組がほぼフル稼働してきたからこそ、2位という好位置をキープできている。

 そのレスターのさらに上、首位にいるアーセナルがこの表の中央付近にいるのは意外に思えるかもしれない。現在もサンティ・カソルラ、フランシス・コクラン、ジャック・ウィルシャー、ダニー・ウェルベックらが離脱中で、そろそろ復帰予定のアレクシス・サンチェスもしばらくピッチを離れていた。それでも今季は例年に比べれば状況がよく、総離脱日数「465日」はリヴァプールの半分程度だ。

 さらに、そのアーセナルとほぼ同程度の位置にチェルシーがいることを考えると、彼らの大スランプがケガとは無関係であることも見えてくる。

 また、『ミラー』紙では各クラブの選手たちが「合計何試合を負傷欠場したか」という目線で数字を出している。21節終了時点での“ワースト10”が以下だ。

リヴァプール 119試合
ニューカッスル 108試合
ボーンマス 93試合
マンチェスター・U 77試合
マンチェスター・C 69試合
トッテナム 61試合
ウェストハム 55試合
アーセナル 48試合
エヴァートン 47試合
アストン・ヴィラ 42試合

 やはりここでも、ケガが多いチームの顔ぶれはほぼ同じだが、やはりリヴァプールが目立つ。主力組ではダニエル・スタリッジが15試合、ジョーダン・ヘンダーソンやデヤン・ロヴレンが12試合を欠場しており、『デイリー・メール』紙の情報も付け加えれば、ユルゲン・クロップ監督の「くそったれワード・オブ・ザ・イヤー」である“ハムストリング”の負傷者数が今季ここまで最も多いのがリヴァプールだという。実際、今もフィリペ・コウチーニョやマルティン・シュクルテル、デヤン・ロヴレン、ディヴォック・オリギらが太腿の筋肉の痛みが原因で離脱を強いられている。

 さらには、地元紙『リヴァプール・エコー』によると、ブレンダン・ロジャーズ前監督が解任されるまでに発生したリヴァプールの負傷は「10件」だけで、クロップへの監督交代後に負傷件数は倍増してしまったという。

 その原因は現地でも盛んに議論されており、走行距離とスプリント回数が増えたことによる「オーバーワーク説」や、監督交代で練習方法が変わったことによる負担増、新監督へのアピールで選手が張り切りすぎてしまった反動という見方や、シーズン中盤からケガが増えるのは当たり前、はたまた単なる不運である、などなど意見は様々。だが、ひとつ間違いないのは、リヴァプールがいまプレミアで最もケガに泣かされているクラブであるということである。

(記事/Footmedia)

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