先制点を挙げたアザール(中央手前) [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第35節が3日に行われ、チェルシーとクリスタル・パレスが対戦した。
勝ち点80で首位に立つチェルシーは、4月29日に行われた第27節未消化分のレスター戦を3-1の勝利で終えた。これにより、今節勝利を挙げて勝ち点3を積み上げる事ができれば、5シーズンぶり5度目のリーグ制覇が決まる。
最初に相手ゴールを脅かしたのはチェルシー。27分にペナルティエリア手前左でFKを獲得すると、ディディエ・ドログバが直接シュート。しかし、ここはGKフリアン・スペローニがなんとか弾き返した。
続く36分、右サイドからウィリアンが切り込み、ペナルティエリア内のドログバへパス。ドログバが相手DFを背負いながらボールを落とすと、セスク・ファブレガスはミートしきれず空振りするが、こぼれ球を拾ったセサル・アスピリクエタがシュート。しかし、ボールは枠の上に外れてしまった。
すると遂に均衡が破られる。43分、左サイドのエデン・アザールがペナルティエリア左のウィリアンへパス。スイッチする形でリターンを受けてペナルティエリア内に進入すると、アザールはジェームズ・マッカーサーに倒され、チェルシーにPKが与えられる。キッカーのアザールは、右下の甘いコースに蹴ると、スペローニが弾き返すが、こぼれ球をアザールが頭で押し込み、チェルシーが先制に成功した。このまま1-0で前半を折り返す。
後半に入り、追い付きたいクリスタル・パレスもチャンスを作る。69分、ゴール前のこぼれ球をジェイソン・パンチョンが強烈なミドルシュート。しかし、ボールはわずかに枠の右に外れた。
その後も、クリスタル・パレスが猛攻を仕掛けるが、GKティボー・クルトワや主将のジョン・テリーを中心にチェルシーが守りきり、チェルシーが1-0でクリスタル・パレスを下した。この結果、チェルシーの5シーズンぶり5度目のプレミアリーグ制覇が決まった。