移籍が噂されるロイス [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのドイツ代表MFマルコ・ロイスの争奪戦にプレミアリーグの強豪が参加することが判明した。21日付のイギリス紙の『エクスプレス』や『メトロ』など複数のメディアが報じている。
ユルゲン・クロップ監督の退任騒動で揺れるドルトムントは、今夏の移籍市場で数名の選手に移籍話が浮上しており、ロイスもヨーロッパの強豪クラブへの移籍が噂されている。2012年にドイツ年間最優秀選手に選出されたこともある25歳のロイスは、2月にドルトムントとの契約を2019年6月末まで延長したが、正式なオファーがくれば他チームに移籍することは可能である。
現在、レアル・マドリードが2500万ユーロ(約32億円)の移籍金をドルトムントに提示しているという報道もあるが、プレミアリーグの強豪であるマンチェスター・U、リヴァプール、アーセナルもロイスの獲得に興味を示しているようだ。
マンチェスター・Uを率いるルイ・ファン・ハール監督が、今夏の移籍市場でロイスと契約交渉を行う意思を明言したため、同クラブはロイスの移籍先の有力候補と見られていた。しかし、リヴァプールは今シーズンでクラブを退団する元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードに代わるチームの顔としてロイス獲得を狙っており、かねてからロイスへの関心を示してきたアーセナルも来シーズン以降にプレミアリーグやチャンピオンズリーグのタイトルを獲得するために攻撃陣の補強に踏み切る可能性がある。
今シーズンは負傷により出遅れたロイスだったが、ドイツ代表とドルトムントで公式戦合計24試合に出場し11ゴールを決めている。レアル・マドリードなどのビッグクラブとの争奪戦で移籍金は高騰しており、ドルトムントはロイスの移籍金として4000万ユーロ(約51億円)を要求すると予想されている。