エジルにメッセージを送るアーセナルサポーター [写真]=Getty Images
3日、アーセナルの本拠地『エミレーツ・スタジアム』に2,000人のサポーターを入れて行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節のアーセナル対ラピード・ウィーン戦で、アーセナルサポーターが元ドイツ代表FWメスト・エジルへのメッセージバナーを掲げていたようだ。3日に、イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。
世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大した影響により、サッカー界は長らく無観客での試合開催を余儀なくされてきた。だが、アーセナル対ラピッド・ウィーン戦は、観客席に2,000人のサポーターを導入しての開催となった。プレミアリーグのクラブが有観客で公式戦を行うのは、実に270日ぶりのこととなる。
そんななか、観客席には赤い文字が書かれた白い紙を掲げるアーセナルサポーターの姿があった。紙には「Bring back MESUT(メストを戻して)」というメッセージが書かれており、このサポーターがプレミアリーグとELのメンバーから外されているエジルの復活を望んでいることがうかがえる。ミケル・アルテタ監督が、「(すべての選手からベストを引き出すという点で、エジルに関して)私は失敗したと感じている」と語るなど、エジルのアーセナルでのキャリアは厳しいものとなっているが、果たして今後エジルの力が再び必要とされる日は訪れるのだろうか。