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武藤嘉紀、EL初ゴール! マインツは敵地で打ち合い制して大会初勝利

2016.09.30

EL初ゴールを挙げた武藤嘉紀(写真は24日のレヴァークーゼン戦) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節が29日に行われ、カバラ(アゼルバイジャン)と日本代表FW武藤嘉紀マインツが対戦。武藤は先発メンバーに名を連ねた。

 15日のELグループステージ第1節ではサンテティエンヌ(フランス)とホームで1-1の引き分けに終わったマインツ。24分に相手のサイド攻撃から決定的なピンチを迎えたが、ゴール前で身体を張った守備を見せ、先制ゴールを許さない。

 そして41分、武藤が先制ゴールを挙げる。ペナルティーエリア左手前でパスを受けると、トラップで持ち出し、左足を一閃。グラウンダーのシュートをゴール右隅へ決め、ゴールネットを揺らした。武藤のヨーロッパリーグ初ゴールで、マインツが1-0とリードして前半を終えた。

 後半は点の取り合いとなった。まずは57分、マインツGKヨナス・レッスルのファウルで得たPKをカバラのルスラン・クルバノフが落ち着いて決めて同点に。追い付かれたマインツはさらに62分、GKからのキックで起点を作られ、ペナルティーエリア内へパスを通されて最後はセルゲイ・ゼニョフに逆転ゴールを奪われた。

 敵地でビハインドを負う苦しい展開となったが、マインツはラスト20分で底力を見せた。まずは70分、右CKから最後は中央で待っていたジョン・コルドバが押し込んで2-2の同点に。さらに78分には、右サイドからドリブルでカットインしたレヴィン・エズトゥナリが左足シュート。右ポストに当たったボールがゴールへ吸い込まれ、マインツが3-2と勝ち越しに成功した。

 なお武藤は84分に交代。数分前のプレーで右ひざを痛めた同選手は、83分にピッチに座り込み、治療を受けた末にベンチへ退いた。自力で歩いていたものの、状態が心配される。

 試合は3-2で終了。逆転で競り勝ったマインツが今大会初勝利を挙げ、1勝1分けの勝ち点4でグループCの2位につけている。次戦は10月2日、ブンデスリーガ第6節でヴォルフスブルクとアウェーで対戦。ELの次節は10月20日、アンデルレヒト(ベルギー)をホームに迎える。

【スコア】
カバラ 2-3 マインツ

【得点者】
0-1 41分 武藤嘉紀マインツ
1-1 57分 ルスラン・クルバノフ(PK)(カバラ)
2-1 62分 セルゲイ・ゼニョフ(カバラ)
2-2 70分 ジョン・コルドバ(マインツ
2-3 78分 レヴィン・エズトゥナリ(マインツ

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