マルセイユの本拠地ヴェロドロームで前代未聞の盗難事件が発生した [写真]=Getty Images
5日に行われたヨーロッパリーグ第4節マルセイユ対ブラガ戦の試合前にスタジアム内に置かれてあったはずのブラガの選手たちのスパイクが全て盗まれる事件が発生した。
試合前日の4日にマルセイユのホームスタジアムで練習を行ったブラガの選手は翌日の試合で使用するスパイクを置いていったが、試合日には全てなくなっていた。
この事件が発覚したのは試合まで24時間を切ったタイミングであり、キックオフまでに代替のものが届くかどうか分からず、ブラガが試合を行えるか不透明だと伝えられていた。マルセイユはブラガ側にポルトガルへ戻り新しいものを調達することを提案したそうだが、時間的制約のためブラガはその申し出を拒否したという。
もしブラガが試合を放棄すれば、大会への参加資格剥奪と罰金が科されるとも伝えられていたが、結局、試合用ではないストックのスパイクを使用することで予定通りに試合は行われた。
グループステージ3連勝中だったブラガだが、この試合には0-1で敗戦。ブラガのパウロ・フォンセカ監督はこの件をエクスキューズにしたくないとしつつ、試合後に以下のように述べた。
「前代未聞の日を経験した。動揺させられたね。準備は違うものになった。スパイクが消えたんだ。カメラもあって、警備員もいて、多くのセキュリティがされていて、我々のスパイクが無くなった。私に言えるのはそれだけだ」
(記事提供:Qoly)
By Qoly