2季連続で決勝進出を果たしたセビージャ [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ決勝トーナメント準決勝セカンドレグが14日に行なわれ、フィオレンティーナとセビージャが対戦した。
前回王者のセビージャはホームで行なわれたファーストレグで3-0の完勝。2年連続の決勝進出が目前に迫っている。一方、厳しい状況に追い込まれたフィオレンティーナは、ホームで奇跡の逆転突破を目指した。
試合が動いたのは22分。セビージャが右サイドでFKを獲得すると、エベル・バネガがゴール前に低く速いクロスを供給。これを中央のカルロス・バッカが蹴りこみセビージャが先制する。
さらに27分、セビージャがハーフウェイライン付近でFKを奪う。バネガがペナルティエリア内にロングボールを送るとエリア内右のコケがダイレクトで折り返し、最後はダニエル・カリーソが押し込んで追加点を奪った。このまま2-0でセビージャがリードして前半を折り返す。
絶望的な状況に追い込まれたフィオレンティーナ。52分、ペナルティエリア手前右でボールを受けたモハメド・サラーが中央に切り込みシュート。GKセルヒオ・リコが弾いたボールをヨシップ・イリチッチが詰めたが、シュートは枠外だった。
続く65分、ダビド・ピサーロがペナルティエリア内右に進入すると、グジェゴシュ・クリホヴィアクがピサーロに対してファウルを犯し、フィオレンティーナにPKが与えられる。しかし、このPKをイリチッチが枠上に外してしまう。
79分にもイリチッチが決定機を決めきれず試合終了。2-0でセビージャがフィオレンティーナを下して2試合合計スコアを5-0とし、2シーズン連続の決勝進出を果たした。
決勝は27日に、ポーランドのワルシャワ国立競技場で行われる。