ゼニトを率いるヴィラス・ボアス監督 [写真]=Getty Images
16日に行われるヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント準々決勝ファーストレグ、スペイン勢で唯一ベスト8入に残ったセビージャは、ホームでゼニト・サンクトペテルブルクと対戦する。
セビージャは今シーズン、本拠地ラモン・サンチェス・ピスフアンでは19勝5分と公式戦で無敗を誇っている。だが、ゼニトのアンドレ・ヴィラス・ボアス監督は、試合の前日会見の席で、セビージャにホーム初黒星を付けるとの強い姿勢を示した。
「セビージャは本当に強い相手だ。おまけに今シーズンはまだホームで一度も負けていない。それゆえ、我々にとっては非常に厳しい試合になるだろう。だが、我々はこの大会を勝ち進むという意欲と野望に溢れている。ホーム無敗の彼らを何としても倒したい」
とはいえ、今回の一戦ではブラジル代表FWフッキ、ポルトガル代表MFダニー、イタリア代表DFドメニコ・クリッシト、ロシア代表DFイーゴル・スモルニコフと主力4選手が出場停止となるゼニト。ヴィラス・ボアス監督も、引き分けでも問題はないとの本音も垣間見せている。
「現タイトルホルダーであるセビージャ相手の試合は、ホームでもアウェーでも難しくなる。我々はレベルの高い選手を揃っているが、それでも欠場者の影響は出るだろう。それゆえ、今回の第1戦では来週の第2戦に繋がる結果を残したい」