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広島加入2年目のMF柏、南米王者との対戦は「幸せの一言しかない」

2015.12.14

マゼンベ戦にフル出場した柏(右)[写真]=兼子愼一郎

 FIFAクラブワールドカップ2015準々決勝が13日に行われ、サンフレッチェ広島はマゼンベ(DRコンゴ)を3-0で下し、準決勝に駒を進めた。

 試合は、広島が自陣でしっかりとブロックを敷き、カウンターからチャンスをうかがう展開で幕を開けると、44分にCKからDF塩谷司が右足で押し込み、先制に成功する。後半に入ると、56分にまたもCKからDF千葉和彦がヘディングシュートでネットを揺らし、78分には途中出場のFW浅野拓磨がダメ押しゴールを決めた。その後もマゼンベの反撃を封じ、3点差のまま無失点で勝利を収めた。

 10日に行われたオークランド・シティとの開幕戦に続いてフル出場を遂げたMF柏好文は「試合の入りから相手が勢いを持ってきた。そういう流れが悪い中でも耐えることができるのが今年のサッカーだと思う。ゼロに抑えて疲労が溜まってきたら追加点を奪うという、自分たちの形だった思います」と満足感を示した。

「前半は相手があれだけ来ていましたけど、絶対に90分は無理だろうと思ったし、動かしてひとつ外せばスペースはできてくると思っていた」と分析すると、「時間が経つにつれて案の定スペースを使えて、サイドも有効的に使えた。プレスが来ても、狭い中でつなぐ練習をやっているので、ビビらずにみんなが良いポジションをとって良いポゼッションができたと思う」と明かした。

 また、試合開始直後の2分にドリブルでチャンスを作り、際どいシュートを放ったことについては「俺が一番ビビりましたもん。入ったーっと思って(笑)」と振り返り、個人では「ある程度できた」と手応えを口にした。一方で、「もっともっとできると思いますし。もっともっとやりたいなと思います」と述べた。

 16日に行われる準決勝では、南米王者のリーベル・プレート(アルゼンチン)と対戦する。昨年1月に広島へ加入した柏は、「幸せの一言しかない。こういう舞台を経験したくて来たので最高です」と喜びを表現。「さっきサビオラがいると知ったので、その辺を楽しみにしたい(笑)。世界基準のクラブとやるチャンスはなかなかないので、自分たちのサッカーをどれだけできるかをとことん貫いてチャレンジして、積極的に勇気を持ってやっていければと思う」と、意気込みを語った。

By サッカーキング編集部

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