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貴重な追加点はクロスだったと明かす塩谷「入っちゃったよ、みたいな」

2015.12.11

オークランド・シティ戦でチーム2点目を決めた塩谷司 [写真]=兼子愼一郎

 サンフレッチェ広島は10日に行われたFIFAクラブワールドカップ2015の開幕戦でDF岩田卓也の所属するオークランド・シティを2-0で下し、準々決勝進出を決めた。試合後、チーム2点目を決めたDF塩谷司が記者団の取材に応じている。

 試合を振り返った塩谷は「とりあえず勝てて良かったことと、メンバーを代えてやる中で、(野津田)岳人はケガをして代わっちゃったけど、それでも得点につながるプレーをしているし、普段チャンスをなかなか得られていない選手が結果を出したり、いいプレーをしているのは非常に良かったと思います」とFW佐藤寿人、FWドウグラス、MFミキッチらに代わって起用された、FW浅野拓磨、MF野津田岳人、FW皆川佑介らのプレーを称えた。

 69分に自身が決めた値千金の追加点については、「いや、あれはまずシュートじゃないんですけ。クロスなんですけどね。ミナ(皆川)を狙ったつもりだったんですけど。速いボールを入れて、そこで何かが起こるか…。相手の足に当たったり、味方が触ったりというイメージだったんで、それで結果的にゴールに入ってラッキーでした」とシュートを狙ったわけではなかったと明かし、「入っちゃったよ、みたいな(笑)」と運が味方した得点を喜んだ。

 また負傷交代を強いられた野津田、MF柴崎晃誠、MF清水航平の3選手にも言及。清水については、「あいつは大丈夫じゃないですか?」と楽観的に述べたが、柴崎と野津田に関しては「分からないですけど、すぐにバツが出てたんで。(野津田)ガクもそうですけど」と、ケガの状態を心配している。

 そして、「前回(2012年)は次の試合(準々決勝)で負けてしまったので、前回出た時よりもチーム力は高いし、強いチームになっているので。あのときは悔しさがありましたけど、今こうやって非常に良いチームになって、また同じ大会に出ることができて、悔しさを晴らすというよりは大会を楽しんでいるという気持ちでやっています。チーム全体が意思統一されているし、まとまりもあるので、やっていていすごく良いチームだと思います。その中でチーム全体でやってきたことを出せたらなと思っています」とチームへの自信を見せ、次の試合に向けて意気込んだ。

 広島は13日に準々決勝でマゼンベと対戦する。

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