ヤングボーイズ戦で2得点を決めたハーランド [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ（CL）・グループG第3節が25日に行われ、ヤングボーイズ（スイス）とマンチェスター・シティ（イングランド）が対戦した。
ここまでグループリーグ2連勝を達成し、CL連覇に向け順調なスタートを切っているマンチェスター・シティ。敵地で迎える３位・ヤングボーイズとの一戦に、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドやスペイン代表MFロドリなどを起用し、勝ち点「3」を狙う。
序盤からボールを握って試合を支配するマンチェスター・シティだったが、堅いブロックを敷くヤングボーイズの守備に加え、人工芝のピッチコンディションに苦戦。細かいミスやスリップが目立ち、本来の持ち味を発揮できない時間が続いた。
それでも24分には、GKのエデルソンが正確なフィードで最前線のハーランドにボールを送ると、ペナルティエリア付近でディフェンダーを引き付けながらキープ。相手選手とのコンタクトでこぼれたボールをジャック・グリーリッシュが拾って、中でフリーになっていたジェレミー・ドクへとパスを繋ぎ、切り返しでDFをかわして左足を振り抜くが、GKのビッグセーブに防がれてしまった。
33分にもマンチェスター・シティに決定機が訪れる。前線でパスを受けたハーランドが、時間を作りながら左サイドに張っていたグリーリッシュに展開。カットインしながら放たれたシュートはGKの正面に飛ぶが、ヤングボーイズの守護神であるアントニー・ラチョッピがファンブルしてしまう。すぐさまマテウス・ヌネスがボールを押し込んだものの、ゴールライン際で相手選手にクリアされてしまい、得点には至らなかった。
押し込むマンチェスター・シティは、45分にコーナーキックからもチャンスを作り出す。ヌネスから送り込まれた鋭いボールに、後方からフリーで走り込んできたロドリが右足で合わせる。しかし、シュートはGKに弾かれてしまい、スコアレスでハーフタイムを迎えることとなった。
すると、後半の立ち上がりに“CL王者”がスコアを動かす。右サイドで得たCKの流れから、マテオ・コバチッチがボックス左で相手選手を背負いながらボールをキープし、サポートに入ったロドリにパスを落とす。ロドリは左足で滞空時間の長く柔らかいクロスを供給すると、ルベン・ディアスが頭で合わせるが、シュートはGKに弾かれてクロスバーに直撃。跳ね返りに反応したマヌエル・アカンジが詰めて、マンチェスター・シティが先制に成功した。
リードを許したヤングボーイズだったが、ホームの大声援を背に、すぐさま試合を振り出しに戻す。ハーランドのシュートをキャッチしたGKラチョッピが素早くリスタートし、味方がドリブルでボールを持ち運ぶ間に、DFラインの背後に抜け出したメシャック・エリアがスルーパスに追いつく。そのまま技ありのループシュートを決めて、ヤングボーイズが同点弾を奪った。
オープンな展開となってきたゲームだったが、65分に相手選手と接触したロドリがPKを獲得。キッカーを務めたハーランドが強烈なシュートをゴール右に沈め、再びマンチェスター・シティがリードする。
86分には、マンチェスター・シティが敵陣で美しいパスワークを披露し、ボックス内でロドリからボールを受けたハーランドが、右足で豪快なコントロールショットを叩き込み勝負あり。結局、試合はそのまま3－1で終了し、マンチェスター・シティが勝利を収め、3連勝を記録して首位を維持した。次節は来月7日の開催予定となっており、マンチェスター・シティのホーム『エティハド・スタジアム』で両者が再び激突する。
【スコア】
ヤングボーイズ 1－3 マンチェスター・シティ
【得点者】
0－1 48分 マヌエル・アカンジ（マンチェスター・シティ）
1－1 52分 メシャック・エリア（ヤングボーイズ）
1－2 67分 アーリング・ハーランド（PK／マンチェスター・シティ）
1－3 86分 アーリング・ハーランド（マンチェスター・シティ）
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By サッカーキング編集部
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