昨季王者のレアルがセルティック撃破…マンC、PSGも白星発進／CL・GS第1節

　チャンピオンズリーグ（CL）・グループEからHまでの第1節が6日に各地で行われた。

　グループEではチェルシー（イングランド）とディナモ・ザグレブ（クロアチア）が対戦。13分にカウンターからミスラヴ・オルシッチがネットを揺らしてディナモ・ザグレブが先制する。チェルシーは猛攻を続けるも最後まで1点が遠く、2020－21シーズンの大会王者は黒星スタートとなった。一方、ミラン（イタリア）はザルツブルク（オーストリア）と敵地で激突。28分に先制を許すも、アレクシス・サレマーカーズのゴールで前半のうちに試合は振り出しに。後半はスコアが動かず、1－1のドローに終わっている。

　グループFでは日本人3選手を擁するセルティック（スコットランド）が、ホームにレアル・マドリード（スペイン）を迎えた。前半はホームチームのセルティックが積極的な姿勢でレアル・マドリードを追い詰めたものの、ゴールは挙げられず。スコアレスで折り返した後半には“王者”がその貫禄を示した。ヴィニシウス・ジュニオール、ルカ・モドリッチが連続でゴールを決めると、エデン・アザールの3点目で勝負あり。終わってみればレアル・マドリードが敵地で完勝した。ホームにシャフタール（ウクライナ）を迎えたライプツィヒ（ドイツ）は、1点ビハインドで折り返した後半、モハメド・シマカンが同点ゴールをマーク。しかし、その後は3失点を許し、1－4と大敗を喫した。

　グループGでは、ドルトムント（ドイツ）がコペンハーゲン（デンマーク）と対戦。マルコ・ロイスのゴールで先手を取ると、前半のうちにラファエル・ゲレイロが追加点。後半にはショートカウンターから見事な連携で素速く前進し、最後はジュード・ベリンガムがダメ押し弾。ホームで快勝を飾った。今季こそ悲願のCL制覇を目指すマンチェスター・C（イングランド）はセビージャ（スペイン）の本拠地に乗り込んだ。ラ・リーガ開幕から調子の上がらないセビージャを90分間圧倒。プレミアリーグ6試合で既に10ゴールを決めているアーリング・ハーランドは、CLでも2得点と大暴れ。4－0で白星発進を遂げた。

　グループHでは、この日最大の注目カードとなったパリ・サンジェルマン（フランス）とユヴェントス（イタリア）の一戦が実現した。5分にキリアン・エンバペがダイレクトボレーを叩き込むと、22分にはアフラフ・ハキミとのワンツーから再びエンバペ。ユヴェントスは後半に勢いを取り戻し、ウェストン・マッケニーのゴールで1点を返すも、反撃はここまで。パリ・サンジェルマンが“強豪対決”を制した。もう1つの対戦カード、ベンフィカ（ポルトガル）とマッカビ・ハイファ（イスラエル）の一戦は、ベンフィカが後半開始直後に2ゴールを挙げ、白星を掴んでいる。

　6日に開催された試合結果は以下の通り。なお、グループAからDまでの第1節は7日に開催される。

■第1節結果／順位表

6日開催分

▼グループE
ディナモ・ザグレブ　1－0　チェルシー
ザルツブルク　1－1　ミラン

1位：ディナモ・ザグレブ（勝ち点3）
2位：ミラン（勝ち点1）
2位：ザルツブルク（勝ち点1）
4位：チェルシー（勝ち点0）

▼グループF
ライプツィヒ　1－4　シャフタール
セルティック　0－3　レアル・マドリード

1位：シャフタール（勝ち点3）
2位：レアル・マドリード（勝ち点3）
3位：ライプツィヒ（勝ち点0）
4位：セルティック（勝ち点0）

▼グループG
ドルトムント　3－0　コペンハーゲン
セビージャ　0－4　マンチェスター・C

1位：マンチェスター・C（勝ち点3）
2位：ドルトムント（勝ち点3）
3位：コペンハーゲン（勝ち点0）
4位：セビージャ（勝ち点0）

▼グループH
パリ・サンジェルマン　2－1　ユヴェントス
ベンフィカ　2－0　マッカビ・ハイファ

1位：ベンフィカ（勝ち点3）
2位：パリ・サンジェルマン（勝ち点3）
3位：ユヴェントス（勝ち点0）
4位：マッカビ・ハイファ（勝ち点0）