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9年ぶりの対決…マンチェスター・C対ドルトムントについて知っておきたい7つのこと

2021.04.06

マンチェスター・Cとドルトムントが対戦する [写真]=Getty Images

 6日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグでは、マンチェスター・Cがホームにドルトムントを迎える。

 マンチェスター・Cは決勝トーナメント1回戦でボルシアMGを下し、4シーズン連続の準々決勝進出を達成。セビージャを破ったドルトムントは、2016-17シーズン以来のベスト8進出となった。

 注目の大一番について、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』の情報から7つのトピックを紹介する。

[写真]=Getty Images

■9年ぶりの激突

9年前の対戦では敵だったアグエロ(左)とギュンドアン(右)

 両チームが対戦するのは、2012-13シーズンのCLグループステージ以来。当時が欧州カップ戦での初対戦であり、ドルトムントが1勝1分と勝ち越している。とはいえ、9年前の試合を知る選手はほとんどいない。ドルトムントではマッツ・フンメルスとマルコ・ロイス、そして現在はマンチェスター・Cでプレーするイルカイ・ギュンドアンが出場。マンチェスター・Cに至っては、セルヒオ・アグエロしかチームに残っていない。ただ、ジョゼップ・グアルディオラ監督にとってドルトムントは馴染みの相手で、バイエルン指揮時代には11度対戦して5勝3分3敗(※PK戦決着はドローとカウント)の成績を残している。ドイツでは、ユルゲン・クロップ監督(現リヴァプール)やトーマス・トゥヘル監督(現チェルシー)と数々の名勝負を繰り広げており、今回もまた好ゲームになるに違いない。

■イングランド勢vsドイツ勢

ボルシアMGを下して8強に進出したマンチェスター・C

 CLの準々決勝でイングランド勢とドイツ勢が激突するのは、今回で6度目。過去5回の対戦のうち、4回はドイツ勢が準決勝に勝ち上がっている。イングランド勢として唯一、勝利を収めたのはチェルシーで、2004-05シーズンの準々決勝でバイエルンと対戦。2戦合計6-5という打ち合いを制して準決勝へと駒を進めた。もっとも、マンチェスター・Cはドイツ勢を得意としており、CLでの最近11対戦で10勝をマーク。今季の決勝トーナメント1回戦でも、ボルシアMG相手に2試合連続で2-0の完封勝利を収めた。

■シティ鬼門の準々決勝

マンCは3年連続でベスト8敗退

 マンチェスター・Cにとっては、鬼門の準々決勝だ。CLでは過去3シーズン連続でベスト8敗退。グアルディオラ監督が就任してから、欧州4強まで辿り着くことができていない。苦杯を舐めさせられた相手は、リヴァプール、トッテナム、リヨンの3チーム。いずれもカウンター攻撃を得意とし、ドルトムントもボール奪取からのショートカウンターが攻撃の主戦術となるため相性が良いとは言えない。優勝候補の最右翼に挙げられるマンチェスター・Cだが、悲願の欧州制覇を成し遂げるためには乗り越えなければならない壁である。

■負けない両チーム

 プレミアリーグで独走状態にあるマンチェスター・Cと、ブンデスリーガで5位に甘んじるドルトムント。国内リーグでは対照的な状況にある両チームだが、CLではどちらも安定した成績を残してきた。マンチェスター・Cは今大会ここまで無敗をキープ(7勝1分)。ここ7試合連続でクリーンシートを達成しており、1試合平均得点も「2」を上回っている。対するドルトムントも、グループステージ第1節のラツィオ戦(1-3)に敗れて以降、CLでは7試合連続で無敗を継続中(5勝2分)。2013年4月に11戦負けなしを達成してからは、最も長い無敗記録になる。

■ハーランド・ショー再び!?

アーリング・ハーランド

 選手として最も注目を浴びるのは、やはりアーリング・ハーランドだろう。“新怪物”の称号を与えられた20歳は、今大会ここまで10ゴールを挙げて得点ランキングの単独トップに立っている。CLでは、出場したここ6試合連続でゴールをマーク。この試合でもネットを揺らせば、クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)やロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)らに並ぶ7戦連発となる。なお、マンチェスター・Cは元ノルウェー代表の父アルフ・インゲ・ハーランド氏の古巣(2000年から2003年まで在籍)だ。何かと縁のあるクラブからゴールを奪うことはできるだろうか。

■シティの20歳にも要注目

フィル・フォーデン

 次世代のスター候補という意味では、マンチェスター・Cのフィル・フォーデンも忘れてはならない。「ストックポート(フォーデンの出身地)のイニエスタ」の異名で知られる20歳の青年は、今季ついにブレイクの時を迎えた。MF登録ながら抜群の機動力とサッカーIQを買われて、ウイングや偽9番としてプレー。ここまで公式戦11ゴールはチーム4番目の記録になる。地元紙『マンチェスター・イヴニング・ニュース』も今回のドルトムント戦におけるキープレーヤーとしてフォーデンの名前を挙げ、「重要な役割を果たす」と記事をつづっている。マンチェスター郊外で生まれ、8歳からシティの下部組織で育った生粋のシティズンがチームに白星をもたらすだろうか。

■予想オッズは?

 日本時間6日15時現在、イギリスの大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』は、マンチェスター・Cの勝利に「1.33倍」、ドルトムントの勝利に「10倍」、ドロー決着に「5倍」のオッズを設定している。圧倒的な差がついているが、マンチェスター・Cはドイツ勢に対してホームでわずか1敗(9勝2分)というデータもあり、的外れな予想という訳でもなさそうだ。とはいえ、“でかくて、強くて、速い”ハーランドのような選手はマンチェスター・Cが最も苦手とするタイプ。思った以上に手を焼くかもしれない。地力に勝るマンチェスター・Cが勝利を収めるのか、それともハーランドのゴールショーが再び見られるのか。キックオフ直後からの激しい攻防は見ものだ。

(記事/Footmedia)

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