大会史上初となる通算125ゴール目を記録したC・ロナウド [写真]=Getty Images
ユヴェントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、新たな金字塔を打ち立てた。
10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグで、アヤックスを相手に先制点をマーク。大会史上初となる通算125ゴール目を記録した。
その後、アヤックスに追いつかれて1-1のドローに終わったが、貴重なアウェイゴールを挙げたC・ロナウド。欧州サッカー連盟(UEFA)は特集記事を掲載し、同選手のCL得点記録について紹介している。
写真=Getty Images
■CL初ゴール
記念すべきCL初ゴールは、今回のアヤックス戦のちょうど12年前に生まれた。マンチェスター・Uに在籍していた2007年4月10日、本拠地オールド・トラッフォードにローマを迎えた試合(準々決勝セカンドレグ)で44分に初ゴールをマーク。49分には追加点を記録し、7-1の勝利に華を添えた。
■8度のハットトリック
3月12日に行われた決勝トーナメント1回戦セカンドレグのアトレティコ・マドリード戦で、CL通算8度目となるハットトリックを達成。バルセロナのリオネル・メッシが持っていた大会記録に並んだ。
■7度の得点王
これまでに7度、CL得点王に輝いている。これは大会最多。マンチェスター・Uに在籍していた2007-08シーズンに初の得点王に輝くと、2012-13シーズンから昨季まで6シーズン連続で大会トップスコアラーとなっている。なお今季の得点ランキングトップは、メッシとバイエルンのロベルト・レヴァンドフスキで8ゴール。C・ロナウドは現在5ゴールだが、直近の2試合で4ゴールを挙げており、逆転も十分にありえる。
■史上初のCL100ゴール
2017年4月18日に行われた準々決勝セカンドレグのバイエルン戦でハットトリックを達成。CL通算100ゴールを記録した史上初の選手となった。
■1シーズンで17ゴール
レアル・マドリードに所属していた2013-14シーズン、CLだけで17ゴールを記録。1シーズンの大会最多得点記録を樹立した。なお、昨季まで6シーズン連続でCL二桁得点を記録している。
■最も得意とする相手は…
C・ロナウドがCLで最も得意としている相手は、現所属のユヴェントス。これまでに最多10ゴールを挙げている。最も印象的だったのは、昨季の準々決勝ファーストレグで披露したオーバーヘッドキックからのスーパーゴールだろう。244センチの高さにあるクロスバーとほぼ同じ高さから放たれたシュートは、UEFAが選出する昨季の年間ベストゴールにも選ばれた。
■同一クラブで100ゴール
2018年2月14日に行われた決勝トーナメント1回戦ファーストレグのパリ・サンジェルマン戦で、レアル・マドリードでのCL得点数が「100」の大台に乗った。同一クラブでCL100ゴール超えを達成した史上初の選手となった。
■30歳以降に53ゴール
C・ロナウドは30歳の誕生日を迎えて以降、CLで53ゴールをマーク。53ゴールは、CL通算得点ランキングで、バイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキと並ぶ6位タイの記録になる。今年2月で34歳になったことを考えると、驚異的な得点力だ。
■50%以上を決勝ラウンドで記録
CLで挙げた125ゴールのうち、51%にあたる64ゴールを決勝トーナメントで記録。これは大会レコードであり、グループステージ(61得点)よりも多くの得点を挙げている。「大舞台に強い」と言われる所以はここにある。
■3度のファイナルで得点を記録
“CL決勝”という舞台で3度にわたって得点を記録した唯一の選手である。C・ロナウドはこれまでにCLを5度制覇。そのうち2007-08シーズンの決勝(チェルシー戦)、2013-14シーズンの決勝(アトレティコ・マドリード戦)、そして2016-17シーズンの決勝(ユヴェントス戦)と、3度のファイナルで得点を挙げてきた。
(記事/Footmedia)
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