昨シーズンからバイエルンを率いているアンチェロッティ監督 [写真]=TF-Images/Getty Images
バイエルンを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がクラブと交わした契約書の中に、ある契約解除条項が含まれているようだ。13日付のアメリカメディア『ESPN』が伝えている。
昨シーズンから2019年夏までの3年契約を締結しているアンチェロッティ監督。しかし、大手メディア『ESPN』によると、今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)でバイエルンが優勝を逃した場合、契約期間を前倒しして今シーズン限りでクラブ側から契約を解除できる条項が盛り込まれているという。
報道が事実であるならば、アンチェロッティ監督にとってCL制覇が指揮継続の絶対条件ということになる。
しかし、チーム内には不協和音が流れている。ドイツ代表FWトーマス・ミュラーが先月26日のブンデスリーガ第2節ブレーメン戦後に「監督が自分に何を求めているのか分からない」と発言し、起用法に対する不満を口にした。さらに9日の第3節ホッフェンハイム戦では、途中交代を命じられた元フランス代表MFフランク・リベリーがユニフォームをベンチに投げつけて怒りを露わにした。
こうした主力選手の一連の行動によって、アンチェロッティ監督の求心力に疑問を投げかける声も出始めている。ミランやレアル・マドリードで数々のタイトルを獲得してきた同監督だが、今シーズンは試練の年となりそうだ。
(記事/Footmedia)