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CL決勝のパブリックビューイング会場でパニック発生 爆発音で混乱、負傷者200名超か

2017.06.04

トリノのサン・カルロ広場(写真は2年前にCL決勝でパブリック・ビューイングを行った時の様子) [写真]=Pacific Press/LightRocket via Getty Images

 チャンピオンズリーグ決勝、ユヴェントスvsレアル・マドリードのパブリックビューイング会場となっていたイタリア・トリノのサン・カルロ広場でパニックが発生し、多数の負傷者が出たと、イタリア各メディアが報じている。

 ウェールズのカーディフで開催された試合で、トリノを本拠とするユヴェントスの21年ぶりの欧州制覇を生で観戦し、声援を伝えるために集まった多くのサポーター。前半にマリオ・マンジュキッチが同点ゴールを決めた際には発煙筒が焚かれるなど、興奮のるつぼとなっていた。

 パニックが起きたのは64分にレアル・マドリードが勝利を近付ける3点目を決めた後。突然、観衆がその場から離れようと押し合いになり、会場に設置されていたバリケードなどがなぎ倒され、広場にある地下駐車場への手すりが壊れるなど、大混乱に陥ったとみられる。

 パニックの原因はまだ判明していない模様だが、大きな爆発音があったため、人々が逃げ出し始めたことに起因するとみられている。また、この爆発音は爆弾ではなく、爆竹のようなものではないかとも報じられている。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は現場にいた少年が「爆弾だ」と叫んで爆竹を鳴らした可能性があると伝えている。

 イタリアメディア『ラ・スタンパ』はこの混乱により、40名ほどが負傷したと伝えている。また警察は事実を調査すべく、防犯カメラなどの映像を確認していると併せて報じている。
※追記:その後、日本時間4日7時半現在で『ANSA通信』は200名を超える人が負傷した模様と報じています。

 イタリア『ANSA通信』は現場いた男性の声を伝え、「まるで、ヘイゼルのようだった」と、1985年のチャンピオンズカップ決勝、リヴァプールvsユヴェントスでサポーターの衝突などによって39人が死亡した“ヘイゼルの悲劇”に例えるようなパニックだったと伝えた。

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