ベンハミンくん(手前)とのエピソードを披露したスアレス [写真]=Getty Images
20日にゴールデンシューの受賞式に出席したバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、息子との微笑ましいエピソードを披露した。クラブの公式HPがコメントを伝えている。
昨シーズンのリーガ・エスパニョーラで40ゴールを挙げ、ヨーロッパのリーグ最多得点者に贈られるゴールデンシューを受賞したスアレス。自身2回目の受賞を果たし、20日の受賞式には息子のベンハミンくん、娘のデルフィナちゃんとともに出席した。
笑顔でゴールデンシューを手にしたスアレスは、前日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節マンチェスター・C(イングランド)戦についてコメント。4-0と大勝を収めた一戦、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがハットトリックを達成し、ブラジル代表FWネイマールが1ゴールを決めた中、スアレスは“MSN”では唯一の無得点に終わった。
試合後、帰宅したスアレスは「息子のベンハミンが『なんで、ゴールを決めなかったのか』と聞いてきたんだ」とエピソードを披露。息子からの問いに対し、以下のように答えたという。
「『“近所の人”(メッシ)が(ゴールを)3つ決めたからいいんだよ』と言ったら、(ベンハミンくんは)それを聞いて満足していたよ。彼(メッシ)のことを知っているからね」
微笑ましいやり取りを明かし、会場に笑いを振りまいたスアレス。マンチェスター・C戦ではゴールこそなかったが、マンチェスター・Cのチリ代表GKクラウディオ・ブラボが退場となるハンドを誘発し、メッシの3点目をアシストするなど、存在感を示していた。ベンハミンくんは父親のゴールを見たかったようだが、メッシのゴールで満足してくれたようだ。
「もし来年、(自分が)ゴールデンシューを取らなかったら、その時はメッシかネイマールが取ってくれるといいね」と話したスアレス。“MSN”がピッチ内外で、そして家族を含めて良好な関係を築いていることを改めて示すエピソードとなった。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト