ゴールを喜ぶユヴェントスの選手たち。4-0でディナモ・ザグレブを下した [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節が27日に行われ、ディナモ・ザグレブとユヴェントスが対戦した。
ホームにイタリア王者を迎えるディナモ・ザグレブは、初戦でリヨンに0-3で敗れる苦しいスタートとなっており、なんとか勝ち点を獲得したいところ。対するユヴェントスは、初戦で日本代表MF清武弘嗣所属のセビージャとスコアレスドローに終わった。21シーズンぶりのCL制覇へ向け、今節はなんとしても3ポイントを持ち帰りたい。
ユヴェントスの先発メンバーには、直前のリーグ戦で温存されたFWパウロ・ディバラのほか、FWゴンサロ・イグアイン、MFミラレム・ピアニッチらが起用された。
序盤からボールを繋いで試合の主導権を握るユヴェントスは16分、エリア手前中央でパスを受けたエルナネスが思い切って左足で狙ったが、シュートはゴール右へ逸れた。
試合が動いたのは24分。最終ラインのレオナルド・ボヌッチが前線にロングボールを送ると、DFがクリアミスしたボールがエリア内へ。これに反応したピアニッチが飛び出したGKの手前で右足シュートをゴール右に流し込み、ユヴェントスが先制に成功した。
ディナモ・ザグレブは27分、左サイドからのFKにゴルドン・シルデンフェルトが頭で合わせたが、惜しくもクロスバーを叩いた。
すると31分、ユヴェントスが追加点を奪う。敵陣でボールを持ったピアニッチがエリア内右に浮き球のスルーパスを送ると、オフサイドラインぎりぎりで飛び出したイグアインが胸トラップから左足でシュート。これがゴール左下に決まった。
このままユヴェントスの2点リードで前半を折り返す。
後半に入り57分、ユヴェントスはエリア手前中央でボールを持ったディバラが左足を一閃。強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり、エースの今シーズン公式戦初ゴールでユヴェントスのリードが3点に広がった。
ユヴェントスは68分にアンドレア・バルザーリを下げてマルコ・ピアツァを、70分にはイグアインを下げてマリオ・マンジュキッチを投入。ピアツァとマンジュキッチにとっては古巣との対戦となった。
そのユヴェントスは85分、エリア手前左で得たFKをダニエウ・アウヴェスが直接狙うと、壁に当ってコースが変わったボールをGKが弾き切れずにゴールイン。ダメ押しの4点目が決まった。
試合はこのまま4-0で終了。ユヴェントスが敵地で大勝を収め、勝ち点3を獲得した。一方、ディナモ・ザグレブは2連敗となっている。
次節、ディナモ・ザグレブは10月18日にホームで日本代表MF清武弘嗣所属のセビージャと、ユヴェントスは同日に敵地でリヨンと対戦する。
【得点者】
0-1 24分 ミラレム・ピアニッチ(ユヴェントス)
0-2 31分 ゴンサロ・イグアイン(ユヴェントス)
0-3 57分 パウロ・ディバラ(ユヴェントス)
0-4 85分 ダニエウ・アウヴェス(ユヴェントス)