決勝ゴールを挙げたイェデル [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節が27日に行われ、日本代表MF清武弘嗣所属のセビージャとリヨンが対戦した。
初戦ではユヴェントスとのアウェーゲームをスコアレスドローで終え、好スタートを切ったセビージャ。本拠地で迎える今節は勝ち点3獲得を目指す。対するリヨンは初戦でディナモ・ザグレブを3-0で下しており、連勝を狙って敵地へ乗り込む。
セビージャはMFサミル・ナスリやMFフランコ・バスケス、FWルシアーノ・ビエットらが先発起用され、CLデビューに期待がかかる清武は第1節に続いてベンチスタートとなった。
最初にチャンスを作ったのはリヨン。11分、エリア手前中央でボールを受けたナビル・フェキルが左足でミドルシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃した。
一方のセビージャは16分、自陣からのFKをエリア内左で受けたビトーロが頭で落とし、走り込んだビエットが右足で狙ったが、シュートはGKに阻まれた。
リヨンは24分、前線でドリブルを仕掛けたマクスウェル・コルネがエリア内左に侵入し、左足で狙う。だが、シュートはGKの好セーブに阻まれ、先制点とはならない。
前半はリヨンがやや押し気味に試合を進めたが、ゴールを奪うことはできず、0-0のままハーフタイムを迎える。
後半立ち上がりはセビージャが積極的に前へ出ると、53分に先制ゴールが決まる。エリア手前右からスティーヴン・エンゾンジが正確なクロスを供給。これをファーサイドのビエットがヘディングで折り返し、最後はゴール前のウィサム・ベン・イェデルが頭で押し込んだ。
セビージャは69分、右サイドからのクロスがエリア内にこぼれると、これを拾ったナスリがDFに倒されてPKを獲得する。だが、キッカーを務めたビエットが蹴ったボールはクロスバーの上に外れてしまい、絶好のチャンスを逃した。
1点を追いかけるリヨンは76分、エリア手前でグラウンダーのパスを受けたコランタン・トリソが右足ダイレクトでミドルシュートを放つと、弧を描いたボールがゴールを脅かしたが、惜しくもクロスバーに弾かれた。
一方のセビージャはこのプレーの直後、ディフェンスラインの裏に抜け出したビエットがGKと一対一となり、ループシュートを選択。ボールはゴールの方向へ転がったが、カバーに戻ったDFにクリアされ、追加点とはならなかった。
90分にはエンゾンジの強烈なミドルシュートがGKの好セーブに阻まれるなど、2点目を奪うには至らなかったセビージャだが、試合はこのまま1-0でタイムアップ。ホームでリヨンに競り勝ったセビージャが今シーズンのCL初白星を手にしている。なお、清武に出番は訪れなかった。
次節、セビージャは10月18日に敵地でディナモ・ザグレブと、リヨンは同日にホームでユヴェントスと対戦する。
【得点者】
1-0 53分 ウィサム・ベン・イェデル(セビージャ)