2016.03.03

ロンドンで“CL脱退”の秘密会談か? 「欧州スーパーリーグ」構想が再浮上

Stephen Ross, chairman of Related Cos. LP and owner of the Miami Dolphins, speaks during a Bloomberg Television interview in New York, U.S., on Monday, Feb. 1, 2016. Ross discussed market volatility and his investment strategies. Photographer: Chris Goodney/Bloomberg via Getty Images
アメリカの不動産王ロス氏の呼びかけで再び「欧州スーパーリーグ」構想が浮上した[写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 3月1日、プレミアリーグが誇る5大ビッグクラブの幹部たちが、ロンドンのホテルに集結した。

 集まったのは、エド・ウッドワード(マンチェスター・ユナイテッド副会長)、フェラン・ソリアーノ(マンチェスター・シティCEO)、ブルース・バック(チェルシー会長)、イヴァン・カジディス(アーセナルCEO)、イアン・エアー(リヴァプールCEO)の5名だ。彼らがロンドンのドーチェスター・ホテルに出入りする写真を掲載した英紙『ザ・サン』は、独占スクープとして会合の目的が「ヨーロッパ・スーパーリーグ」構想について話し合うことだったと明らかにしている。

 同紙によると、5大クラブの幹部に招集をかけたのは、アメリカの不動産王スティーヴン・ロス氏。総資産67億ドルと言われるこの大富豪は、NFLのマイアミ・ドルフィンズのオーナーであり、デイヴィッド・ベッカムとともにマイアミのサッカーチーム誘致にも関わった大物実業家だ。

 また、彼は2013年から夏のプレシーズン時期に開催されている国際親善大会「インターナショナル・チャンピオンズカップ」の発起人でもある。夏にエミレーツ・カップを戦うのが通例になっているアーセナルを除く4チームも参加経験がある同大会は、メイン開催地のアメリカを中心に絶大な人気を博し、観客動員数やテレビ視聴者数においても大きな成功を収めている。

 これをベースに、今度はヨーロッパの名門クラブが集まる公式戦のスーパーリーグを————。

 それがロス氏の目論みだ。そのためにまず、新リーグの中心となりそうなイングランド勢に声をかけたわけだが、『ザ・サン』はスペインのバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、ドイツのバイエルン、ドルトムント、シャルケ、イタリアのユヴェントス、インテル、ミラン、そしてフランスのパリSGといった各国の強豪にも水面下で接触を図っていると報じている。

 もしスーパーリーグに参戦することになれば必然的にチャンピオンズリーグからは脱退することになるが、ロス氏は参加クラブに「チャンピオンズリーグ以上の収益」を約束している。また、CLのように毎年“出場枠”を争う必要がないため、安定した収益を見込めることもビッグクラブにとっては大きなメリットだ。特にプレミア勢は、今季のレスターやトッテナムのように伏兵が大躍進するとエリートクラブであってもCL出場権を逃すケースが多いため、この新リーグ構想が魅力的に映る可能性は十分にある。

 かねてから浮かんでは消えていた「欧州スーパーリーグ構想」だが、アメリカから強力なパトロンがやってきた今回は、より現実味を帯びた話に感じられる。もし、エリートクラブがCL脱退を決めたとしたら……。1992年、イングランドのクラブがフットボールリーグから「プレミアリーグ」に独立したケースをゆうに越える、フットボール界の一大革命になることは間違いない。

(記事/Footmedia)

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