CLローマ戦で2ゴールを決めたバルセロナFWメッシ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節が24日に行われ、バルセロナとローマが対戦した。
勝ち点「10」でグループE首位のバルセロナが、勝ち点「5」で2位のローマをホームのカンプ・ノウに迎えての一戦。E組のもう1試合は一足先に行われ、3位レヴァークーゼンはBATEボリソフと1-1の引き分けで終了し、最終節を前に勝ち点「5」にとどまった。この結果、バルセロナの2位以内が確定し、決勝トーナメント進出が決定。今節勝利すれば首位も確定する。
バルセロナは、エースのFWリオネル・メッシが11試合ぶりのスタメン復帰。スタートからFWネイマール、FWルイス・スアレスとの“MSN”トリオが揃った一方で、キャプテンのMFアンドレス・イニエスタはベンチスタートとなった。ローマは、前回の対戦で約56メートルのロングシュートで同点ゴールを決めたFWアレッサンドロ・フロレンツィ、セリエAで6ゴールを決めているMFミラレム・ピアニッチがスタメンに名を連ねた。
試合は開始15分にバルセロナが先制に成功する。ネイマールからのロングパスに反応し、DFの裏を取ったダニエウ・アウヴェスがペナルティエリア内右に抜け出して横パス。走り込んでいたスアレスがフリーで流し込み、先制点を奪った。直後の18分には、“MSN”トリオが魅せて追加点を奪う。ネイマール、スアレスとの流れるようなダイレクトプレーから、メッシがエリア内左に抜け出し、飛び出たGKを見てループシュート。最後はD・アウヴェスが相手DFをブロックし、シュートはゴールネットを揺らした。
さらに前半終了間際の44分にバルセロナが追加点を獲得。左サイドのネイマールのクロスは相手DFに弾き返されるが、セカンドボールをスアレスが右足でダイレクトボレーを放ち、豪快にゴール左隅に突き刺した。バルセロナが3点リードを得て前半を折り返す。
後半に入って56分、バルセロナがさらにリードを広げる。ネイマール、スアレスと繋ぎ、メッシがエリア内右に抜け出し横パスを選択。ゴール前にいたジェラール・ピケが流し込んで、チーム4点目を決めた。さらに60分、ネイマールの折り返しをスアレスがダイレクトでシュートを放つと、ゴール前に走り込んだメッシが合わせてコースを変える。これは相手GKヴォイチェフ・シュチェスニーに阻まれるが、メッシが自らこぼれ球を押し込んだ。
バルセロナは77分、ネイマールが自ら得たPKでキッカーを務めるが、シュートはシュチェスニーに弾き返される。だが、こぼれ球をアドリアーノ・コレイアがに蹴り込み、ゴールネットを揺らした。一方のローマは、82分にPKを得るが、エディン・ジェコのシュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブに阻まれた。しかし、後半アディショナルタイムに入って91分にローマも意地を見せる。左サイドからのクロスを中央のジェコが頭で叩き込み、ゴール左隅に決めた。
直後に試合終了のホイッスルが鳴り、バルセロナがホームで6-1の圧勝。首位で12シーズン連続のグループステージ突破を決めた。一方のローマはレヴァークーゼンとの勝ち点差が「5」で並び、決勝トーナメント進出は最終節に持ち越しとなった。
12月9日に行われるグループステージ最終節でバルセロナはレヴァークーゼンと、ローマはBATEボリソフと対戦する。
【得点者】
1-0 15分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
2-0 18分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
3-0 44分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
4-0 56分 ジェラール・ピケ(バルセロナ)
5-0 60分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
6-0 77分 アドリアーノ・コレイア(バルセロナ)
6-1 90+1分 エディン・ジェコ(ローマ)