アトレティコ戦で指揮を執るマルティーノ監督 [写真]=Getty Images
9日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ、バルセロナは敵地ビセンテ・カルデロンでアトレティコ・マドリードに0-1で敗れ、ファーストレグとの合計スコアが1-2となり7シーズン連続の準決勝進出を逃した。
開始わずか5分で相手MFコケに許したゴールが最後まで響き、反撃も実らず完封負けを喫したバルセロナ。試合後の会見に応じたヘラルド・マルティーノ監督も、立ち上がりが勝負を分けたと振り返ると同時に、アトレティコ・マドリードに本来のプレーをさせて貰えなかったとの見解を示した。
「最初の20分間が鍵だった。アトレティコ・マドリードは、ラウール・ガルシアの高さを生かすべく、普段をはるかに超える形でロングボールを使い、リバウンドを拾っては連続攻撃を仕掛けてきた。しかし、バルセロナに彼らのようにプレーしろというのは無理な話だ。我々は自分達のスタイルをもって戦い抜いた。このような結果となったのは、我々にプレーの厳しさが足りなかったからではなく、4~5本連続でパスを繋げなかったからだ。彼らが人数を掛けて上手く守ったため、思い描いていたような攻撃ができなかった」
この結果、バルセロナは今シーズンここまで4試合いずれもドローだったアトレティコ・マドリードとの対戦で初黒星を喫した。だがマルティーノ監督は、今回の試合も五分の展開だったことを強調すると共に、本拠地カンプ・ノウで行われるリーガ・エスパニョーラ最終節でのリベンジに期待を馳せた。
「今日の一戦はここまでの4試合と殆ど同じだった。唯一の違いは勝者が存在したということだ。そういった観点からして、カンプ・ノウで両者がタイトルを賭けて戦うであろうリーガ最終節も、ホームチームが勝ち名乗りを上げる試合になることを願っている」