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韓国代表につきまとう“ワールドカップ2戦目のジンクス”とは……?

2022.11.25

[写真]=Getty Images

 24日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループH第1節で、韓国代表はウルグアイ代表と0-0で引き分けた。

 90分で枠内シュート0本も格上相手に互角の戦いを見せたこの試合では、1994年アメリカ大会でスコアレスドローに終わったボリビア代表戦以来、28年ぶりに“W杯で南米勢相手に負けなかった”という記録も立てている。

 そんな韓国は次節にガーナ代表と対戦するのだが、W杯2戦目にまつわる不吉なジンクスを抱えている。というのも、初出場の1954年スイス大会から前回の2018年ロシア大会まで、一度も2戦目で勝利した経験がないのだ。

 過去に出場した10大会における2戦目の成績は通算4分け6敗。直近ではロシア大会でメキシコに1ー2で敗れ、2014年ブラジル大会はヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いるアルジェリアに2ー4で完敗した。

 ベスト16入りした2010年南アフリカ大会もアルゼンチンに1ー4の惨敗。史上最高成績となる4位を記録した2002年日韓大会でさえも、2戦目はアメリカに苦戦を強いられ1ー1で引き分けた。敗れた試合はすべて複数失点をしているという共通点もある。

 さらに韓国は、そもそもガーナとの相性も良いわけではない。通算対戦成績は6試合で3勝3敗と互角だが、2000年代以降は4試合で1勝3敗と負け越し。特に、最後に対戦した2014年6月の親善試合では、今大会にも出場しているジョルダン・アイェウのハットトリックを含む4失点で大敗を喫している。

 とはいえ、3大会ぶりの決勝トーナメント進出を狙ううえで第2節での勝利は必須条件だ。1954年の初出場から68年続くジンクスをカタールで破ることはできるのか、28日22時キックオフの一戦に注目したい。

文=姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)

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