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タイ代表はインドネシア相手にドロー…W杯アジア2次予選突破に黄信号

2021.06.04

[写真]=Getty Images

 2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選のグループGの2試合がUAEで行われ、西野朗監督が率いるタイはインドネシアと対戦した。

 タイは前節までに5試合を終えており、2勝2分け1敗の戦績でグループ3位。2大会連続の最終予選進出へ向けて後がない状況のなか、国内合宿では新型コロナウイルスのクラスターが発生して予定どおりに日程が消化できず。コロナ禍の影響でDFティーラトンは代表を辞退し、MFチャナティップもインドネシア戦には出場できないため、Jリーグ組の主力を欠いての戦いとなった。

 西野監督は、チャナティップ不在のトップ下にレスター所属で初招集のMFタナワット・スンジッターウォンを起用。ティーラトンのいない左サイドバックにも代表戦初出場となるDFアーネスト・プーミパーを抜擢するなど、複数の新戦力がスタメンのピッチに立った。

 試合は序盤からタイがボールを保持する展開となり、5分にコーナーキックからの流れでナルバディン・ウィーラワットノドムが先制のゴール。しかし、インドネシアも39分にイ・カデック・アグン・ウィドニャナが同点のゴールを決め、前半を1ー1で折り返した。

 後半も立ち上がりからタイが攻勢をかけ、50分にアディサック・クライソーンのゴールで勝ち越しに成功。しかし、インドネシアも60分にエヴァン・ディマスのゴールで再び同点とした。勝ち点3が必要なタイはスパナット・ムアンター、スパチョーク・サラチャートら攻撃のカードを切ったがゴールは奪えず、そのまま2ー2の引き分けに終わった。

 同日に行われたUAEとマレーシアの一戦は、地元のUAEが4ー0と快勝。この結果、首位が勝ち点11でベトナム、2位に勝ち点9でUAEが浮上、タイは同じく勝ち点9で順位は3位のままとなっている。グループGは混戦模様となっているが、ベトナム、UAEは消化試合がタイより1試合少なく、タイの2次予選突破はさらに厳しい状況となった。

文=本多辰成

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