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遠藤保仁の“原点”・桜島でサッカーキャンプ開催「貴重な機会を真剣かつ楽しんで」

2016.07.07

鹿児島県桜島出身のガンバ大阪MF遠藤保仁

 日本代表歴代最多の通算152試合出場を誇るMF遠藤保仁ガンバ大阪)。日本サッカー界の歴史に名を刻む彼の“原点”である故郷・鹿児島県桜島で今年もサマーキャンプが行われる。

 NPO法人『7Fields』による『サッカーキャンプ2016 in 桜島』は今年で6年連続6回目の開催。毎年、元プロサッカー選手による指導が行われ、今年は地元・鹿児島実業高等学校出身の遠藤彰弘氏と平瀬智行氏が担当する。

遠藤彰弘

ゲームメーカーコースのコーチを務める遠藤彰弘氏

 遠藤保仁の実兄である遠藤彰弘氏は、現役時代に司令塔として横浜F・マリノスなどで活躍。1996年アトランタ・オリンピックでは “マイアミの奇跡”を演じた日本五輪代表メンバーの一員で背番号10を背負っていた。一方の平瀬氏は現役時代にストライカーとして鹿島アントラーズなどで活躍し、日本代表としての経験も持つ。

平瀬智行

ストライカーコースのコーチを務める平瀬智行氏

 豪華コーチ陣に加え、今年のキャンプから新たに、各ポジションに特化した集中強化トレーニングが行われる。参加者は、3つのコース(ストライカーコース・ゲームメーカーコース・GKコース)から一つを選択。コース別に分かれトレーニングを行い、夏の間に確実な成長を目指す。また、遠藤兄弟が育った桜島の実家を見学する“遠藤家ツアー”など、桜島ならではのレクリエーションも用意されている。

昨年のサッカーキャンプは60名が集まった

昨年のサッカーキャンプは60名が集まった

 大自然に囲まれた環境で、全国各地から集まった選手たちと過ごすサッカー漬けの5日間。ともに夢を追う仲間との出会いと、サッカーだけに向き合う経験を得ることは、プロという厳しい世界で戦い続ける遠藤保も「貴重な機会」だという。

「もの心がつく前から、兄たちと一緒にサッカーボールばかり追いかけていました。こういった環境でサッカー漬けだった頃がなつかしいなと思います」と自身の“原点”である桜島での生活を振り返り、「サッカーだけに向き合える環境、時間、また新しい仲間との出会いもあり、子どもたちにとって本当に貴重な機会だと思います。今できることを考えてもらいながら、真剣にかつ楽しんで、このキャンプを経験して欲しいと思います」と語った。

 また、2013年と2014年のキャンプでスペシャルコーチを務めた元日本代表の前園真聖氏も、「桜島の大自然の麓で、サッカーだけに向き合える経験はとても貴重なものだと思います。毎年、子供たちが本当にたくましく成長する姿を間近でいつも感じていました」と話している。

 8月3日から7日にかけて行われる今年のキャンプまで1カ月を切った。桜島での4泊5日の合宿では、“心・技・体”の成長、そして新しい仲間との“絆”を得る機会が待っている。そんな経験を求める未来のキャンプ参加者に、遠藤保は「夢は叶うと思い続けて取り組んでください。僕もまだまだうまくなりたいし、もっと成長していけると思って取り組んでいます。一緒にがんばりましょう!」と呼びかけ、前園氏も「みなさん、“サッカーができる事に感謝”して、今年も精いっぱい頑張ってください!」とエールを送っている。

全国各地から集う子供たち。合宿が終わる頃には仲間となっている

全国各地から集う子供たち。合宿が終わる頃には仲間になっている

『サッカーキャンプ2016 in 桜島』は全国の小中学生(小学3〜6年生、中学1〜3年生)を対象に、天然芝を備える桜島溶岩グランド多目的広場で開催。4泊5日の合宿以外にもスポット参加(日帰り参加)が可能で、無料のキッズクラスも行われる。詳しくは以下の公式HPより

『サッカーキャンプ2016 in 桜島』公式HP
『サッカーキャンプ2016 in 桜島』公式フェイスブック

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