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【2016-17シーズンを盛り上げる“新世代たち”】アジアの新星編-イ・スンウ/アクラム・アフィフ

2016.08.26

 今やアジアの選手が若くして欧州で存在感を発揮する時代となった。香川真司、ソン・フンミンに続き、さらに若い世代が続々と出てきている。母国のみならず世界のスターを目指すアジアの新星に注目だ。

文=藤田皓己、今崎新也、萩原仁、真渡翔(サッカーキング・アカデミー
写真=Getty Images

イ・スンウ
■MF/FW
■バルセロナ(下部組織)所属
■1998年1月6日生まれ|173cm・60kg
■国籍:韓国
Anderlecht v Barcelona - UEFA Youth League
 2012年からバルセロナ下部組織に所属する。しなやかなタッチと爆発的なスピードから繰り出される突破が特長で、「韓国のメッシ」と称される。アジアを代表する次世代ヤングスターは、2016年3月にバルセロナBにてデビューを果たし、着々と成長の階段を上がっている。今最もバルセロナトップチームでの出場が近いアジア人と言えるだろう。

 韓国代表として出場した2014年のAFC U-16選手権準々決勝、日本代表との一戦で、ハーフライン手前から独走ドリブルを仕掛けて決めた得点がそのプレースタイルを物語る。2016年5月にはU-18韓国代表の一員としてプレーした親善試合でもその攻撃センスをいかんなく発揮した。U-18イングランド代表を相手に1ゴール1アシストの活躍を見せ、3-0の勝利に大きく貢献している。

アクラム・アフィフ
■FW
■所属:スポルティングヒホン(スペイン)
■1996年11月18日生まれ|177cm・65kg
■国籍:カタール
■A代表出場歴:3試合・1得点
Villarreal vs Hospitalet - Preseason Friendly
 2022年のカタールワールドカップへ向けた、母国の一大プロジェクトであるアスパイア・アカデミー出身だ。強豪のアル・サッドに所属していたものの、スペインのセビージャやビジャレアルの下部組織、ベルギーのオイペンへのレンタル移籍など、多くの時間を海外での武者修行に費やしてきた。

 昨年18歳でA代表デビューを果たし、2016-17シーズンはスペイン1部のスポルティングヒホンに所属する。スペイン1部では初めてのカタール人選手だ。巧さも速さも兼ね備えるドリブルが武器で、自陣から一人で仕掛けてゴールを奪ってみせたこともある。フィジカルよりもテクニックを武器に活躍する選手が多いリーガ・エスパニョーラは、その才能を磨くには理想的な場所になりそうだ。

※データは2016年8月26日時点

■ヤングスターベスト11

 ポール・ポグバ、ハリー・ケイン、パウロ・ディバラ……欧州のビッグクラブでは才能あふれる“ヤングスター”たちが躍動している。彼ら以外にも、注目すべき若き逸材は多い。2016-17シーズンを盛り上げる“新世代たち”をベスト11形式で紹介する。
ヤングスターベスト11はこちら

■驚異の10代

 新世代の台頭を繰り返すサッカー界において、驚異的な数字や記録を叩き出し、欧州のトップリーグでその名をとどろかせる10代の選手たちも少なくない。今シーズンから欧州のトップクラブに戦いの場を移したティーンエイジャーの前には、無限の可能性が広がっている。
驚異の10代はこちら

■サラブレッド

 かつて自国代表で100以上のキャップを達成した英雄たちの血が引き継がれている。時を経て今、彼らの息子たちもまたプロサッカー選手としてその名をとどろかせている。良血のヤングスターは新たな伝説を作れるのか、要注目だ。
サラブレッドはこちら

●当記事はサッカーキング・アカデミーの短期セミナー「サッカーキングの特集ページを作ろう!」の参加者が企画立案から原稿執筆まで担当しました。
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サッカーキング・アカデミー

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