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復興支援チャリティーフットサル開催 澤、ラモスら、役者が魅せた

2014.01.21

「SAWA and Friends,New Year's Night 2014」[写真]=中山達也

 東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーフットサルマッチ「SAWA and Friends,New Year’s Night 2014」が20日、澤穂希の出身地である府中の府中市立総合体育館で行われた。

イベントには澤をはじめとした女子日本代表選手を中心に構成された「SAWA and Friends」、ラモス瑠偉氏や武田修宏氏、松木安太郎氏など往年の名プレーヤーからなる「Legend Players」、音楽業界で活躍するGAKU-MC氏、ナオト・インティライミ氏を中心とした「GAKU-MC and ナオト・インティライミ’s Friends」の豪華な3チームが参戦。会場に集った約1,300人のファンを魅了した。

 第一試合は「Legend Players」 vs 「GAKU-MC and ナオト・インティライミ’s Friends」が対戦。開始早々GAKU-MCの強烈なシュートで開幕ゴールをあげると、ラモス氏も現役さながらのチップシュートを決め、これに応戦。その後互いに譲らぬ展開からナオト氏と松原良香氏がそれぞれゴールを決めて、2-2のドローに終わった。

 続く第二試合では、「SAWA and Friends」と「GAKU-MC and ナオト・インティライミ’s Friends」が対戦。「なでしこ」の息の合ったプレーから澤や川澄がゴールをあげるも、この試合見事なボレーシュートを叩き込んだナオト氏のハットトリックの活躍もあり、6-4で「GAKU-MC and ナオト・インティライミ’s Friends」が、なでしこ相手に金星を奪った。

 第三試合は「Legend Players」 と「SAWA and Friends」の対戦。前半は会場のファンから「松木コール」が起こるなどの盛り上げを見せる中、GKと1対1の場面を迎えたラモス氏が見事にGKをドリブルで交わして冷静にゴールにボールを流し込み先制する。

対する「SAWA and Friends」も、見事なパス交換から川澄、大儀見が立て続けにゴールを決めるなど一進一退の攻防で前半を2-2で折り返す。後半に入ると立て続けに失点を許した「SAWA and Friends」チームが、まさかのピッチ内の選手を増やすという作戦で試合を巻き返していく。後半残り1分になると両チームの選手全員がフィールドに現れ、会場は大盛り上がり。残り数秒、5-5の同点の場面でSAWA and Friendsチームはゴール前でFKを獲得。立ちはだかる壁の隙間を狙った大儀見のシュートが直接ネットを揺らし、5-6で見事「SAWA and Friends」チームが劇的な逆転勝利をあげた。

 試合以外にも、フリースタイルフットボーラーのWasse氏のパフォーマンスや、試合後に選手全員からのサインボールが会場に投げ込まれるなど、様々なアトラクションが行われ会場に笑顔が絶えることがなく幕を閉じた。

今回のイベントの収益は全額、東北大震災で大きな被害のあった岩手県陸前高田市のグラウンド設立費用に充てられる。

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