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前節完敗から奮起、ホーム初白星へ…S広島R近賀ゆかり「チームとして立ち上がる姿を見せたい」

2022.03.11

サンフレッチェ広島レジーナの主将DF近賀ゆかり [写真]=湊昂大

 サンフレッチェ広島レジーナは、12日に行われるYogibo WEリーグ第13節で日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦する。「チームとして立ち上がる姿を見せたい」。キャプテンの近賀ゆかりは前節の完敗から奮起し、リーグ戦ホーム初白星に向けて意気込んだ。

 シーズン後半戦の初戦だった前節、広島はアウェイで2位のマイナビ仙台レディースに0-4で完敗。今節は4位の強豪・東京NBをホームに迎える。

 近賀は11日の前日練習後、「守備の面では、今までできていた細かいところがちょっと疎かになって、そこを突かれて失点したところもあった」と仙台戦を振り返り、「選手同士のコミュニケーションや、1歩2歩のポジショニングといった細かいところは次のベレーザ戦も大事になる。前の試合をいい経験としてつなげられるように明日臨みたい」と、続く上位チームとの対戦を見据えた。

 前節は開始5分にパスミスから失点を喫し、前半だけで4ゴールを許しただけに、東京NB戦では試合の入りが重要となる。近賀は仙台戦の立ち上がりについて、「(先制点の)失点の形は、取り組んできたレジーナらしいサッカーをした中でのミスで、質やその後のリカバリーのところに課題があった」と指摘。その一方で、ビルドアップ時のミスや課題があったものの、「取り組んできたものに対しては突き詰めていかなければ、積み上がっていかない」と目指すサッカーに果敢に取り組む姿勢を崩さない。「チャレンジを失ってしまったら何も積み上がらないので、先週得た課題にチャレンジしながら、修正していく必要があると思う」

 後半戦は厳しいスタートとなったが、今年初のホームマッチではその“チャレンジの姿勢”を前面に出したいところ。近賀は、「ホームでできる嬉しさもあるし、先週はあれだけのゲームをしてしまったので、チームとして立ち上がる姿をホームで見せないといけない」と奮起。念願のリーグ戦ホーム初白星に向けて、「個人的には、どんな勝ち方でもいいかなと思っている。結果にこだわって、本当に最後の最後まで戦い抜いて、ホーム初勝利を早く取りたい」と力を込めた。

By 湊昂大

Kota Minato イギリス大学留学後、『サッカーキング』での勤務を経てドイツに移住して取材活動を行う。2021年に帰国し、地元の広島でスポーツの取材を中心に活動中。

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