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中山雄太、主将をDF吉田に譲るもあくまで自然体「やることは変わりません」

2021.07.08

オンラインの取材に応じた中山

 8日、U-24日本代表DF中山雄太がオンラインでの取材に応じた。

 チーム発足時から主力を務めキャプテンマークを巻いてきた中山は、いよいよ目前に迫った東京オリンピック本大会を前に「金メダルという目標に向けてやっていきたいですし、そのプロセスで1日1日成長できると思っています。チームとしてはもちろん競争の意味合いは変わりますが、選手間の競争がありつつ高め合いながら、チームとしてより成長して金メダルに少しでも近づき、獲得できるようにしていきたいです」と語った。

 そのキャプテンマークは、本大会でオーバーエイジ枠として参加しているDF吉田麻也へと渡る。しかし中山は「いつも言っている通り、キャプテンマークを巻こうが巻くまいがやることは変わりません。巻いていたからこその責任などがあったとは感じます。麻也選手からも言ってもらいましたが、キャプテンマークを巻くことで経験できることもあると思います」と言及。そして「チームのことを考えると、麻也選手が(キャプテンマークを)巻いていることで変わっているところも見えたり、僕が見ることで学ぶ部分も多い環境や時間です。麻也選手以外にも遠藤航選手や酒井(宏樹)選手、それ以外の同世代の選手もキャプテンをやる素質があると思うので、僕は全員の良いところをしっかり見つけて自分の成長に組み込んでいきたいと思います」と胸の内を明かした。

 また、中山はこれまでおもにボランチでプレーしながらも、先月の親善試合では左サイドバックとして起用された。そのポジションのこだわりについて問われると「もちろん任されたポジションはどこでもやれるようにしたいと思っています。これまでのキャリアでそんなに経験したことがないサイドバックもできるようになることは、世界的に見てもボランチとの両立できる選手は増えてきていて。そこはサッカーのトレンドや進化へ挑戦できる部分だと思いますし、もちろん簡単な道のりではありませんが、新しい挑戦へポジティブな変化が気持ちの中にあります」と口にした。

 そして無観客で開催される可能性がある東京オリンピックに向けては「まずオリンピック自体開催していただけることが光栄なこと。目指してきたものがこの状況下で開催していただけることがすごく嬉しいです。この状況で僕たちだけの意見で観客が入って欲しいとは言いづらいですが、やっぱり観客の力はすごくあると思います。ましてや東京での開催です。しかし、そこはどうなるか分かりません。たとえ無観客であっても、画面越しで何か感じてもらえるような熱い試合をできたらなと思います」と語っている。

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