オンライン取材に応じた木暮賢一郎監督
6月21日から23日の3日間にわたり、静岡県でU-20フットサル日本代表のトレーニングキャンプが行われた。コロナ禍の影響でAFC U-20フットサル選手権2021の開催や、予定されていたフットサル日本代表との試合が中止になるなど、スケジュールの変更が相次ぐ中、最終日にはFリーグ ディビジョン2に所属するアグレミーナ浜松とのトレーニングマッチに臨んだ。Fリーグの舞台で活躍する選手も多いU-20代表は、浜松のパワープレーもしのいで5-3で勝利を収めた。
初日にオンライン取材に応じた木暮賢一郎監督は、今回のキャンプの目的を「AFC選手権が中止となった背景もありますが、近い将来A代表に入る選手を一人でも多く送り出し、日本を背負って立つ選手を育成していくことを、大会の勝ち負け以上に重視しています」「AFC選手権の開催があれば、海外で代表ユニフォームを着て国歌を聞き、アウェイの過酷な条件下で日本では得られない経験ができたので、そういった機会を損失したという事実があります。その代わりとなるA代表との試合の機会もなくなってしまったので、違う形での機会を作りたいと考えています。(U-20代表の出場が予定されていた)FリーグオーシャンカップやAFC選手権が延期となり、ネガティブなことが続いているようですが、それをポジティブな力に変え有意義なキャンプにすることが目的です」と話していた。
FIFAフットサルW杯が1年延期となったため、今年9月開催のW杯を終えると次の大会に向けた活動は通常より短いサイクルで進行する。選手としても多大なる功績を残した木暮監督率いるU-20の活動から、フットサル界の未来を担う選手が多く生まれることが期待されている。
By サッカーキング編集部
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