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U-24日本代表MF三笘薫、A代表との試合に闘志燃やす「もちろん負ける気はない」

2021.06.02

U-24日本代表に招集された三笘 [写真]=Getty Images

 U-24日本代表に招集されたMF三笘薫(川崎フロンターレ)がオンライン上で取材に対応した。

 U-24日本代表は3日、日本代表との強化試合を行う。同日には札幌ドームで『キリンチャレンジカップ 2021』日本代表vsジャマイカ代表戦が開催される予定だったが、ジャマイカ代表20選手のうち10選手が義務付けられた5月31日までの来日について、出発前検査の方法等が理由でフライトに間に合わず、試合開催が不可能になったことを受け、A代表と世代別代表の夢の対決が急遽実現した。三笘は「なかなかないことですし、こういった機会をテレビで見てもらえるのも稀なこと。ここで評価を上げられるようなプレーをしたいです。コンディションを維持しつつ、A代表にもしっかりと勝てれば」と、意気込みを語った。

 A代表には、DF山根視来やDF谷口彰悟ら川崎のチームメイトがいる。山根は1日のオンライン取材で「負ける気はさらさらないので、ガッチリ行ってやりたいと思います」とコメントしているが、三笘も「U-24日本代表としてA代表と対戦するのは初めてなので、いつもの練習でやっているマッチアップよりも違った緊張感がある。もちろん僕たちも負ける気はないですし、勝って評価をひっくり返したいですね」と、勝利への意欲を示した。

 今回の代表活動は、東京五輪に向けた最終選考の意味合いも強い。川崎で活躍を続ける三笘も、危機感を持って代表活動に臨んでいるようだ。

「結果を出さないと生き残れないですし、この6月の試合で(東京五輪メンバーが)ある程度決まってくると思うので、目に見える結果を出したいです。ゴール前での仕事が評価につながると考えていますし、前回(3月のU-24アルゼンチン代表との2連戦)はなかなか特徴を出すことができなかったので、自分のプレーを出してゴールやアシストをつけることが大事。ハードワークの部分でも、チームを助けることができればと思います」

 U-24アルゼンチン代表戦では「特徴を出せなかった」と語った三笘。強豪を相手に自らのストロングポイントを出すためには、どういったことが必要だと考えているのだろうか。

「前方のプレーエリアで力を発揮しなければいけないです。3月の試合では、より低い位置でボールを持つ回数が多く、下がった位置からドリブルを開始してしまったりと、判断が良くなかった。そこが良くない部分でしたが、すぐに改善できると思います」

 また、三笘は今年意識してレベルアップを図った部分について次のように明かした。

「オフ・ザ・ボールのところは、今まで以上に良くなっていると思います。ボールがないところで相手の裏をかいたり、マークをはがす部分は上手くなっている。ただ、ドリブルで相手をはがすのはまだまだ全然足りていないと感じているので、両立をできていければ、と」

 国内では飛ぶ鳥を落とす勢いの三笘だが、見据える先は非常に高い。自らの課題を認識しつつ、東京五輪メンバー入りを狙う。

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By サッカーキング編集部

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