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反町技術委員長、スタッフ陽性も活動継続の経緯説明 朝食前の検査で判明

2021.03.23

オンラインでの状況説明会で話をする反町技術委員長

 日本サッカー協会(JFA)は23日、齊藤俊秀コーチから新型コロナウイルスの陽性反応が見られたことに伴い、オンラインでの状況説明会を実施。反町康治技術委員長が出席した。

 齊藤コーチの陽性反応は代表合流前に実施した検査によって明らかとなっているが、反町技術委員長よると、スタッフ陣の集合日だった21日には、スタッフ全員の陰性が確認されていたことを明言した。そのため、選手とスタッフの全員が一同に介して活動する前に今回の陽性反応が判明した状況となっており、その後の齊藤コーチの行動履歴も踏まえて、選手には濃厚接触者が見られていないと説明している。

 Jリーグでもガンバ大阪などで新型コロナウイルス感染が拡がるなどしたが、反町技術委員長は「潜伏期間があるので、我々の知識でリカバーできないところもあると思います。ただ、保健所や本人と話した中で現在の見解に至り、活動を続けます。これまでの通常時においても、マスクをして遠い距離で作業をしているので、そういったこと(感染拡大)は考えにくいと思っています」とコメント。

 また、日本代表の選手たちに関しては「午後のミーティングで選手には話をしました。彼らが動揺しているかは分かりませんが、今の状況下では、上手く(新型コロナウイルスと)付き合っていかないといけません。予防をしっかりして活動するということです」と語った。

 そして今後チーム内での検査を強化する可能性について「付いているドクターと相談します。我々はプロトコルをしっかり踏んでいたため、今回の陽性が明らかになったとも言えます。相談しながら、少しでもいい状態を作るということに努めたいと思います」と語り、改めて活動の継続を示唆した。

■反町技術委員長からの経緯説明要約
・21日午後の早い時間、コーチングスタッフが宿泊先のホテルに各々で集合。齊藤コーチはJリーグ視察など行わずに向かう。ホテル入口で検査を実施。(スタッフ全員の陰性を確認)
・集合当日、入口での検査後は部屋に入り、各々が作業やJリーグの試合映像を確認するなどして過ごす。食事は部屋に個別で配膳されたもので済ます。
・22日、朝食前の朝7時に全員が部屋でSmartAmp法による検体を提出。陰性確認後に朝食会場へ向かうことになるが、疑わしい結果が出たため、再検査を重ね、PCR検査も実施し、齊藤コーチの陽性が判明。隔離に。
・選手には23日午後に状況を説明。
・ホテルでは、スタッフと国内組選手、海外組選手がそれぞれ別の階層を使用するため、選手はスタッフエリアには入れない。
・活動開始前であり、練習や食事、ミーティングなど全員での活動前に判明しており、保健所の判断含め、濃厚接触該当者は無し。

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