シリア戦、キャプテンマークを巻いた渡辺剛 [写真]=Getty Images
Uー23日本代表は12日、『AFC Uー23選手権タイ2020』グループステージ第2戦でUー23シリア代表と対戦し、1−2で敗れた。この結果、2連敗でグループステージ敗退が決定した。
2試合連続でゲームキャプテンを務めた渡辺剛(FC東京)は「今日の試合もサウジアラビア戦もそうですけど、勝てる試合を落としてしまったと思う」とコメント。自身は後半途中に負傷交代し、ピッチの外で敗退の瞬間を迎えた。「自分が抜けて難しい状況で(立田)悠悟が入って、その中で失点して敗戦したということは自分の責任だと思いますし、自分の不甲斐なさを感じています」と唇を噛んだ。
今大会の日本に足りなかったことについては「一人ひとりが戦えていなかった」と分析。「大事なところでの球際や競合いに負けて劣勢になってしまった。サウジアラビア戦もシリア戦もそういう場面が多かったですし、世界で戦うにはそこで負けていたら勝てないと思います」と話した。
これでグループステージ敗退は決まったが、中2日でUー23カタール代表との最終戦を迎える。渡辺はカタール戦を「これから先、日本代表が強くなっていくために必要な試合だと思う」と捉えている。「次のカタール戦は自分たちにとって大きな試合だと思っています。そこに向けて自分も含めて全員が準備をして、ピッチに立った人が100パーセントで戦うこと。球際や気持ちの面で負けていると思うので、まずはそこで相手に勝って優勢に進めて勝利という結果を掴みたい」と勝利を誓った。
取材・文=三島大輔
By 三島大輔
サッカーキング編集部