日本代表の冨安健洋(写真は5日のパラグアイ戦)[写真]=Getty Images
日本代表は10日、2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選でミャンマー代表と対戦し、敵地で2-0の勝利を収めた。
W杯への新たな戦いが始まった。この試合ではピッチに立った14人中、GK権田修一、DF冨安健洋、MF橋本拳人、MF堂安律、FW中島翔哉、FW伊東純也、FW鈴木武蔵、MF久保建英の8人がW杯予選初出場となった。
2点目をアシストした堂安は、「自分が今までテレビで見てた舞台だったので、そこに出場できるのは感慨深かった。何より日本にいるみんなが応援してくれて、また連絡が来てると思うので、試合が終わってからすごい舞台に立ってたんだなというのを感じさせられてます」と憧れだった初舞台を振り返った。
日本代表のW杯予選最年少出場記録を18歳98日に更新した久保は、「サポーターが自分の国を応援していて、結構気合が入っていて、そういう場所なんだろうなと思いました」とアウェイでの戦いを改めて実感したようだ。
フル出場した冨安は、海外で経験も積んでいるが、初体験のW杯予選のアウェイ戦は「独特な雰囲気はあります」と言う。「応援の仕方だったり、スタジアムの雰囲気だったり、やっぱり欧州や日本でやってる時とはまた違った雰囲気になるので、そこは慣れていく必要があるのかなと思います」
南野拓実は、2015年11月17日に敵地で行われたカンボジア戦以来、約4年ぶりのW杯予選となった。前回は終盤に途中出場しただけだったが、今はチームの中心選手の1人として先発出場でW杯予選初得点も挙げた。
「ワールドカップに向けて重要な初戦でしたし、自分はその(W杯)の舞台に立ちたいと思ってるので、1戦1戦、チームのためにプレーしたい」と強い覚悟を口にし、「日本はアジアで絶対に勝ち進んでいかないといけないチームだと思うので、ラウンドはまだ続きますが、1試合1試合しっかり集中して戦っていきたい」と意気込んだ。
W杯アジア予選という新たな舞台に挑む若手が多いものの、代表97試合目の出場となったキャプテンの吉田麻也は、「環境が悪い中でもポジティブにアジャストしようっていう態度が見て取れて、やっぱり若くして海外に行ってていろんな環境の変化だったりに慣れてきてるんじゃないかなと思いました」と海外組の多い若手の適応力の高さを評価。
さらに「長い移動があって、週末には何事もなかったかのようにプレーしなければいけないし、そこでパフォーマンスを落としてはいけない。そういうことを繰り返すことで成長につながっていくと思う。試合でパフォーマンスを出すのはもちろん、ここから代表とクラブのサイクルを続けていってもパフォーマンスが落ちない、ケガをしない、さらには成長してくっていうことが大事になっていくと思う」と代表戦の難しさを語った。
By サッカーキング編集部
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