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白星発進も“3点目”の課題…後半の得点力不足に長友佑都「最終的には個の力」

2019.09.11

日本代表の長友佑都(写真は5日のパラグアイ戦)[写真]=Getty Images

 日本代表は10日、2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選でミャンマー代表と対戦し、敵地で2-0の勝利を収めた。

 日本は16分に中島翔哉が左サイドからカットインし、強烈な右足シュートを突き刺して先制。26分には堂安律のクロスを南野拓実が頭で合わせて追加点を決めた。前半の内に幸先よく2点リードを奪ったが、後半は主導権を握ってチャンスを作ったものの、得点は奪えず。5日のパラグアイ戦(2-0で勝利)に続いて、試合をより優位に進められる“3点目”を決めきることができなかった。

 フル出場した長友佑都は試合後、「初戦で0に抑えて、危なげなく勝てたのは評価できるはずです。(W杯予選は)過去の入りが特に悪かったし、僕はそれを経験しているので、上々の入りだと思う」と評価しつつも、「課題を挙げるとすれば、もっと点を取りたかった。あれだけチャンスを作りながら2点しか取れなかったのは課題ですね」と語った。

 攻撃陣も同様に危機感を抱いており、追加点を決めた南野は「2点目が入ったあとも、3点目、4点目と狙っていましたけど、畳み掛けるという部分では次の課題に残る」とコメント。追加点をアシストした堂安も「前回の試合(パラグアイ戦)と同じように、後半に3点目を取りに行くところで点が取れなかった。まだまだ自分たちの質が低いと思うので、自分を含めてそこは課題かなと思います」と口を揃えた。

 後半の得点力不足について長友は、「これだけ攻めているなかで、パスの精度、クロスの精度、シュートの精度は、改善されていない。これは僕らの課題のひとつになっていく」と厳しく指摘。そして「最終的には個の力だと思う」と各々のレベルアップを求めた。

「連動して崩しても、最後のクロスやシュートの精度は個のところ。だから何度も言っているのは、厳しい環境で挑戦し続けなくていけないということ。最終的に良いところまではいけますが、個の力が足りないとシュートを外したり、パスがずれたりする。世界最高峰の選手だったら、今日みたいな試合では5点以上を取っているでしょうね。何度も言うように、(他の選手が)ビッグクラブや厳しい環境でやって欲しいし、僕もやりたいというのは、そういうところで差が出ると分かっているからです」

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