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鹿島、FW安部裕葵の移籍でバルサとクラブ間合意…メディカルチェック後に正式契約へ

2019.07.12

バルセロナ移籍が決定した安部裕葵 [写真]=Getty Images

 鹿島アントラーズは12日、バルセロナと日本代表FW安部裕葵の移籍でクラブ間合意に達したことを発表した。正式契約の締結は現地でのメディカルチェック後となる。

 安部は1999年生まれの20歳。S.T.FCから広島県瀬戸内高校に進学すると、出場したインターハイで3ゴールを挙げてスカウトの目に留まった。2017年に鹿島アントラーズに入団し、今シーズンは背番号”10”を着用。先月18日にはコパ・アメリカのチリ戦に途中出場して、A代表デビューを果たした。


 バルセロナのトップチームには、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWフィリペ・コウチーニョといった世界を代表するスター選手が所属する。安部はスペイン3部に属するバルセロナBからのスタートとなる見込みだ。

 また、同クラブのライバルチームは、日本代表MF久保建英の移籍先であるレアル・マドリード。バルセロナとレアル・マドリードが対戦する”エル・クラシコ”は、世界で最も注目される試合の一つとされ、今後日本人対決が実現する可能性もある。

 鹿島の公式サイトには安部のコメントが掲載され、「高校卒業から2年半の月日を鹿島アントラーズで過ごし、プロサッカー選手として、人間として大きく成長することができました。すべてのアントラーズファミリーと勝利のために戦えたことは、自分の誇りであり財産です。今回、シーズン途中でチームを離れることは難しい決断でしたが、FCバルセロナで新たな挑戦をしたいと強く思い、移籍を決めました。これから直面する様々な困難や壁も、自分の成長には絶対に必要なことだと信じています。鹿島アントラーズというクラブで経験したすべてを糧に、これからも一日一日、一瞬一瞬を大切にして、フットボールと向き合っていきたいと思います。本当にありがとうございました」 とクラブへの感謝の意を表した。

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