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ベテランFW岡崎慎司が抱く若手への期待…「一気に評価を上げられる」

2019.06.14

コパ・アメリカに挑む日本代表が始動した

 日本代表は13日、コパ・アメリカ2019 グループステージ初戦のチリ戦へ向けてサンパウロ市内で初練習を行った。

 平均年齢22.2歳の若き代表チームがついに始動した。「南米最強」を決める同大会、招待国として出場する日本はチリ、ウルグアイ、エクアドルとグループステージで対戦する。A代表初招集の若い選手が多く名を連ねた日本が、本気でタイトル獲得を目指す強豪たちと雌雄を決する。

「チリは1人ではなく“全員”のチームなので、僕らが120パーセント出さないと勝てない相手。全員で出せるようにしたい」

 そう話すのは、代表通算50ゴールを決めてきたベテランFW岡崎慎司だ。ワールドカップに3度出場し、2ゴールをマーク。他にもアジアカップやコンフェデレーションズカップ、W杯アジア予選など幾多もの短期決戦を戦ってきた。所属クラブとの兼ね合いで今大会に招集できない選手が多い中、経験と実績を買われた岡崎は招集に応えた。

 三浦知良が記録した代表通算55ゴール(歴代2位)の更新も期待されるが、本人は「記録にはこだわっていないですけど、点を獲らないと勝てないですし、そういう選手として呼ばれてると思っている。ゴールを獲る気持ちで役割を果たしたい」と意気込んでいる。

「大会は一瞬で終わってしまう。初戦から“覚悟”がないと終わってしまうし、後悔だけが残る大会にしてほしくない。そういうことを試合前までチームに伝えて、当たり前のことをこなしつつプラスαで。100パーセントじゃかてないので。この大会は120パーセントを出せるように。期間も短いし、(メンバーが)パッと集まっての試合になる。その分、自分たちがどういうサッカーをするのか整理した状態で入らないと。話し合いながらチームとして120パーセント出せるようにしたいですね」

 今大会では初顔合わせの若い選手ばかりとの共演となるが、岡崎は「チャンスがある」と期待を寄せている。

「みんなにとって最高の場というか、一気に評価を上げられるような大会でもあると思う。そういうモチベーションを持ってる選手しかここにはいないと思うので、それを1つにしながら。その中でもチームのために犠牲を払わないといけないところもあると思う。色々な役割をこなしながら結果を出さないと」

 33歳のベテランは並々ならぬ覚悟を胸に、代表チームを牽引する。

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