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北川航也の中で芽生えた考え方の変化…“自分の武器”だけでなく「サコくんのプレーが必要」

2019.01.29

トレーニングを行った北川航也 [写真]=Getty Images

 大会開幕前の考えから変化が生まれたのかも知れない。FW北川航也は、日本代表の絶対的エースに君臨する大迫勇也のようなプレーが「自分に必要」だと語った。

 初戦を3日後に控えていた1月8日の練習後には、「サコくんのプレーをしろと言われても難しいので、自分の強みを出せればと思います」と、自身の武器を発揮することを心がけていた北川。しかし、イランとの大一番から一夜明けた29日の練習後には「選手として大きくなるためにはああいったプレーが必要」と考えを改めていた。

「今の日本の攻撃を支えているのがサコくんだと思うし、それだけ大きい存在だと見ていて感じました。自分がこれから選手として、ストライカーとして大きくなるためにはああいったプレーが必要ですし、海外や日本代表で結果を残すためにはああいうプレーが必要。まだまだ自分が成長できるかなと思います」

 北川が習得しなければいけないと感じた「ああいうプレー」とは具体的に何を指すのか。それはやはり、大迫の最大の武器でもあるポストプレー、ボールを収める力だ。

「いかに時間を作ることができるか。それができれば両サイドやボランチの選手が上がれたりするので。自分のストロングもありますけど、相手を背負った状態でいかに時間を作るかが大事だし自分の課題でもある。それができれば自分にとってもチームにとってもプラスになると思います」

 先輩から刺激を受け、自身の成長のためのヒントを得た北川は、「結果を求めると同時にチームが勝つためのプレーをしたいし、たとえ試合に出ることができなくても、ベンチメンバーも揃って戦うことができれば、それが日本チームの良さでもある。次で負けたら予選敗退と同じだと思うので、どんな役割だとしても全力で試合に勝つための振る舞いやプレーをしたいです」と決勝への意気込みを語った。

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