堂安のゴールを祝福する長友 [写真]=Getty Images
「あのメンタルですよ」。長友佑都が堂安律に称賛の言葉を送った。
26分、堂安の後方へのパスがずれたところを奪われると、カウンターから先制ゴールを許した。だが、「あそこで下を向かない、あのメンタルですよ」と長友が称えたように、堂安は積極的なプレーを続ける。
その姿勢が実ったのは2-1と逆転して迎えた71分だった。エリア手前左でボールを受けた堂安は巧みな反転から左足を振り抜く。わずかに相手DFに当たったボールがゴール右に吸い込まれた。
「自分のミスから失点して、普通はナーバスになって仕掛けられなくなる選手がほとんど。それでも仕掛けるのが彼の良さ。だからゴールにつながったと思います」。長友は、現地入りしてから毎日ともにジムでトレーニングを行っていた愛弟子の強気な姿勢をこう称賛した。
ゴール後には真っ先に堂安のもとへ向かい、祝福した。そこにはこんな理由もあったようだ。
「あの失点は僕がフリーにさせたから。仕掛けるというのは素晴らしいし、後ろの選手、僕自身がリスクマネジメントしていれば問題なかったですし、あれは僕の責任です。弟子なんで。師匠がカバーできなかったんで、彼のミスを。だから彼にゴールを取ってもらえてすごく嬉しかったです」
By サッカーキング編集部
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