約3年7カ月ぶりに代表戦のピッチに立ったGK権田修一 [写真]=新井賢一
約3年7カ月ぶりに日本代表戦のピッチに立ち、完封勝利に貢献したGK権田修一(サガン鳥栖)が、今後への課題を口にした。
日本代表は12日にキリンチャレンジカップでパナマ代表と対戦し、3-0で勝利を収めた。権田は2015年3月のチュニジア代表戦以来、約3年7カ月ぶりに先発出場。結果が求められる試合でクリーンシートを達成した。
権田が特にこだわったのはビルドアップの部分。「ただ蹴るのではなくパスにしていきたい。僕から蹴るボールが全部マイボールになるように」という強い思いがあるからこそ、「代表はみんな上手いのでちょっとずれても収めてくれますけど、相手のレベルが上がったら収まらなくなるかもしれない。今日やってみて、そのレベルはもっと上げていかないといけないなと思いました」と反省を口にした。
「僕らが目指すのは親善試合に勝つことじゃなくて、本当に完成されたチームが出てくる大会で勝つこと。そのためにはもっと精度を上げていかないといけない。プレッシャーをかけられてGKに下がってくるボールが増えるかもしれないので、その時に自分がしっかりといいボールを供給できるように。そういうのは好きなので、テーマとして持ってやっていきたいです」。勝利に満足することなく、さらなる成長を誓った。
一方でチーム全体の戦い方については「誰もサボらないので、局面で数的優位を作ることができる。1対1で勝てなくても2対1で守ればいいし、それをみんながサボらないでやり切れるところが日本人の良さだなと。世界でも日本人にしかできないことだと思いますし、それが森保さんのサッカーだと僕は思うので、今後も高めていけたらいいのかなと思います」とポジティブに語った。
By サッカーキング編集部
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