出国前、取材に応じた遠藤航
浦和レッズからベルギー1部リーグのシント・トロイデンへの移籍が決まった日本代表DF遠藤航が25日、チーム合流に向けて出国した。
初の海外挑戦となる遠藤だが、「プロになる少し前から海外志向を持っていました。その中で自分にできることをやり、浦和レッズというチームでプレーすることができ、今年はW杯という舞台での悔しさを経験し、さらに海外志向が強くなりました。そのタイミングでオファーをいただき、非常に嬉しかったですし、チャレンジしたい気持ちが強かったので」と、決断に至った理由を改めて説明。
Jリーグではボランチ、サイドバック、センターバックといった複数のポジションでプレーしてきたが、新チームでは「ボランチで勝負したいと話しています」と明言。「(まず、この一年で)全ての部分でおいて成長したいですが、特に守備の部分が特長だと思うので、ボールを奪うところなどは、さらに磨いていかないといけないポイントです。さらに中盤でプレーするのであれば、もちろん攻撃に関わっていけるプレーもです。いろいろなことができる、やっていかないといけないと思います」と、選手としてトータルのレベルアップを目指す。
シント・トロイデンでは冨安健洋、関根貴大がチームメートになる他、ベルギー1部では久保裕也や森岡亮太、豊川雄太、植田直通といった遠藤と近い世代の日本人選手たち新シーズンからプレーする。「個人的にはリオ五輪組がベルギーでできるというのが嬉しいですし、僕らがA代表で活躍するために、もっと実力をつけないといけないと思っています。チャレンジはいいことだと思いますし、僕もみんなと切磋琢磨して、努力していきたいです」と、力強くコメント。
遠藤をはじめとしたリオ五輪組は22年W杯で主軸を担うことが期待される世代。「大切なのはロシアW杯での悔しさを忘れずに4年間を過ごすということ。その第一歩として海外移籍がありました。これからはヨーロッパでどれだけ上に行けるのかが大事になります。その結果、4年後につながればいいと思うので、まずは目の前のできることをしっかりとやり、最終的に4年後にまたW杯という舞台に立てるように頑張っていきたいです」と、新天地での成長を期す。
By サッカーキング編集部
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