ポーランド戦後、吉田麻也が感じたのは危機感ばかりだった [写真]=Getty Images
28日に2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第3戦が行われ、日本代表はポーランド代表に0-1で敗れた。それでも同時刻開催の試合でセネガル代表がコロンビア代表に0-1で敗れたことで、日本は勝ち点、得失点差、総得点で並ぶセネガルをフェアプレーポイントで上回ったため、2位での決勝トーナメント進出を決めた。
3試合連続のスタメン出場となった吉田麻也は「1つの目標だった予選突破を決められたことは喜ばしいことですけど、今日の試合には全く満足できない」と課題を口にした。
初戦のコロンビア戦に勝利し、セネガル戦では2度のビハインドを追いついた。引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるというこの上ない状況だった。しかし、自分たちで手繰り寄せた自力突破のチャンスを生かせず、最後はセネガルが敗れたことで、2大会ぶりのベスト16入りが決定した。
「得点できるチャンスが多くある中で決め切れずに、課題のセットプレーで失点してしまい、負けてしまった。負けても(決勝トーナメントに)行けるという状況で最後はボールを回しましたけど、一歩間違えれば予選敗退してもおかしくない試合だった。最低でも引き分けなきゃいけない試合だったし……。まだまだそういう甘さがあるじゃないかと思う」
決勝トーナメントで相対するのは各グループを勝ち抜いた正真正銘の強豪ばかり。日本も挑戦権を手にしたが、吉田のチームに対する危機感は尽きず、「本当の意味で勝ち切った試合はないですね。コロンビア戦はいくつかのラッキーが重なって勝ち点3を取れた。まだまだ自分たちは弱いチームだと思って、危機感を持ってやらないといけないですね」と、改めてふんどしを締め直そうとしている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト