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「僕らができる戦い方」…手応え語った長友、進化のヒントは「スウェーデン」

2017.11.15

長友佑都が語る「僕らができる戦い方」とは [写真]=新井賢一

 日本代表は14日、国際親善試合でベルギー代表と対戦した。

 72分に失点するまで、日本は粘り強い守備で善戦。結果は0-1に終わったが、10日のブラジル戦で露呈したプレスに行く、行かないの部分で改善が見られ、相手のエリア内に進入する回数も増えた。フル出場したDF長友佑都(インテル)は「良い戦いができたが、チャンスが何度もあった中で決めきれなかった。悔しい気持ちがある」と振り返った。

 その守備に関しては試合前に「嫌になるほど話し合った」ようで、「チーム全体の感覚的な、目に見えない意思疎通はとれてた」と手応えを感じている。その中での失点は「甘さが出た」と振り返り、改善のヒントはイタリア代表をワールドカップ予選敗退に追い込み、長友に「ショック」を与えたあのチームにあると語った。

「一つ気を気を抜いてしまうとこのレベルではやられる。だから95分、ロスタイムが終わるまで集中を切らさないことが重要。昨日のイタリア対スウェーデンのスウェーデンはすごかった。ゴール前でマークについてる選手が常に首を振って声をかけながら戦っている姿を見て、これを僕たちもやらなきゃいけないなと。そう言う意味であの失点は甘さが出たんじゃないかな」

 勝つことはできなかったものの、本大会で必ず当たるポット1クラスの相手に対し日本なりの戦い方を示した。長友は「僕らはこれをベースにやっていくしかないんで。11人みんなで守って、ショートカウンターなりセットプレーで得点をとる、勝ち点をつないでいく。それが僕らができる戦い方」と主張している。

 長友はこれまでのW杯で「2つ対極な経験をしている」。南アフリカ大会では大会前の低空飛行から一転、本番ではベスト16で惜敗。ブラジル大会では事前の親善試合で結果を残しながら惨敗に終わった。彼によると、今回の状況は「すごい良い」という。そして「僕は良い部分も悪い部分も冷静に受け止めて、落ち着いてます」。酸いも甘いも知る男は「かなり意味のある2試合でした」と欧州遠征を総括した。

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