前人未到の3大会連続正守護神の座に挑む川島 [写真]=三浦彩乃
前人未到の3大会連続正守護神へ…。
4日、日本代表は6日に迫ったキリンチャレンジカップに向けてトレーニングを行った。GK川島永嗣(メス)は日本代表を支えた川口能活や2日に練習を訪れた楢崎正剛との比較に、「やっと、出会った頃のナラさんに追いつけたのかな」と語った。
ワールドカップ(W杯)での出場に限れば、川島は偉大な先人を超えたと言える。川口はフランス大会、ドイツ大会で計6試合、楢崎は日韓大会で4試合のゴールマウスを守った。対する川島は南アフリカ大会、ブラジル大会で7試合を経験し、日本で最もW杯に出たGKだ。
激闘のアジア最終予選序盤では西川周作の後塵を拝し、ベンチから戦況を見守る日々が続いた。しかし後半は状況が一変。堂々たるパフォーマンスを見せて正守護神の座に返り咲いた。
そして今、誰も成し遂げることのなかったW杯3大会連続での正GKという偉業に挑もうとしている。しかし川島にとって、それは「今までのGKがやったことのないことやってやろうというのではない」といい、あくまでも自分はその「延長線上」だという。
「能活さん、ナラさんの存在は常に刺激」。いつの日か、川島もそう語られる存在になる。ただし、それはもっと先のことになるはずだ。4年前とは肉体的に変化もあるのでは、との問いに「成長期だとしか思ってない」と笑ってみせた。
老いて益々盛んなるべし…そんな川島を、これからも観たい。
By サッカーキング編集部
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