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序列は「今は一番下」でも…加藤恒平、代表定着へ「気持ちは誰にも負けない」

2017.06.11

シリア戦で初の代表ベンチ入りを果たした加藤恒平 [写真]=三浦彩乃

 日本代表は10日、2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選のイラク代表戦に向けて、試合開催地のイラン・テヘランで2日目の練習を行った。

 これまで欧州のクラブを渡り歩きてきたMF加藤恒平(REC・ペロエ・スタラ・ザゴラ/ブルガリア)はどんな環境にも適応できる自信を見せている。

 現地練習場のピッチについて「地面は緩い。水のまき方が緩いところとそうでないところがあって雑な感じ」と指摘するが、「でも、僕がこれまでやってきた環境よりかはいい感じ。ここよりひどい環境でやっているので。スパイクのポイントがしっかり刺さるので全然問題ない」と余裕を見せた。

 その一方で、日本代表の環境は「今までやってきたクラブと違って、すごくオーガナイズされている」と感嘆。だが、「逆にそれに慣れてしまってはいけない。しっかり自分を見失わないように、これが当たり前だと思わないようにやっていかないといけない」と自分に言い聞かせるように続けた。

 というのも、加藤はまだ代表でのスタートラインに立っただけ。7日のシリア戦でも出番はなく、デビューはお預けとなった。「出られなかったのは単に実力不足だっただけ。しっかりトレーニングでアピールしていかないといけない」。本人も代表の序列について「今は一番下。客観的に見てもそう」と認めている。

 それでも、「追いつけないレベルかといえば、そうでもない」。これまで自分の道を信じて日本代表まで上り詰めた加藤は、「今は一番下だけど、そこからスタメンになるつもりで僕はやっているし、そのためにサッカーをやっている。その気持ちは誰にも負けないので、誰よりも練習して、いつかその座をつかみたい」と代表定着への強い思いを口にした。

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