U-20ホンジュラス代表と試合を行ったU-20日本代表 [写真]=三浦彩乃
U-20日本代表は15日、20日から始まるFIFA U-20ワールドカップ韓国2017に向けて、U-20ホンジュラス代表と親善試合を行った。
日本代表の2トップはFW小川航基とFW岩崎悠人となり、注目のFW久保建英はベンチスタートとなった。
日本がボールを持ち、ホンジュラスがカウンターを狙う展開となったこの試合。15分には早くも試合が動く。坂井大将が蹴ったCKに、小川が頭で合わせてゴール右隅に流し込む。先制点を決めた日本は、試合を有利に進めると思われた。しかし18分、日本の一瞬の隙を逃さずにホンジュラスがカウンター。1対1の状態で右サイドを突破し中央にクロス、中に走り込んだFWが落ち着いて決めスコアをタイに戻す。
反撃に出たい日本は23分、混戦からシュートを放つが、相手DFの体を張った守備に阻まれ得点することはできない。その後の28分、岩崎が空中のボールをヘッドで小川に落とす。軌道がずれて小川には届かなかったが、走り込んできた三好康児がダイレクトシュート。しかし、このシュートは枠を捕らえられず。
追加点が欲しい日本だったが、32分に混戦からボールを奪われショートカウンター、前線の選手にスルーパスが通ってしまう。中山雄太が必死にくらいつくが、このチャンスをしっかり決めたホンジュラスが逆転に成功。1点を先行された日本にチャンスがくる。39分、裏に走り込んだ小川にロングボールが出てくる、しかしボールはわずかに合わず得点には至らない。
続く45分、左サイドでボールを受けた三好が、中央で待っている小川へパス。ダイレクトでシュートを打つが、ゴールには繋がらず。日本は2点を奪われて前半を折り返す。
後半開始早々の46分、日本にPKのチャンスが与えられる。47分、キッカーの坂井がゆったりとした助走からゴール左隅に落ち着いて決め、スコアを2-2にする。立て続けの49分、右サイドでボールを持った堂安律が中央で待っていた三好へパスを送る。ゴール右端を狙ったシュートは枠を外れていった。
62分、日本は注目の久保建英をピッチに送り出す。直後の63分、日本は代わって入った板倉滉が、CKにヘッドで合わせて3点目を挙げる。72分、久保が魅せる。右サイドでドリブルを開始すると、相手2人をかわし中央へスルーパス。しかし味方にはわずかに合わずGKに取られてしまうが、才能の片鱗を遺憾なく披露する。
その後は両チームともチャンスを作るが、ゴールを挙げることはできずに試合終了。U-20日本代表は3-2の逆転勝利を収め、W杯本戦に向けて大きな弾みをつけることができた。
U-20日本代表は21日、南アフリカ戦からU-20韓国W杯グループリーグを戦う。
【スコア】
U-20日本代表 3-2 U-20ホンジュラス代表
【得点者】
1-0 15分 小川航基(日本)
1-1 18分 ホンジュラス
1-2 32分 ホンジュラス
2-2 47分 坂井大将(PK)(日本)
3-2 63分 板倉滉(日本)
By サッカーキング編集部
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