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フットサル日本代表の新監督に日本を破ったベトナムを率いたブルーノ・ガルシア氏が就任

2016.10.20

フットサル日本代表の新監督に就任が決まったブルーノ・ガルシア氏

 日本サッカー協会は20日、都内で理事会を行い、フットサル日本代表の新監督に前ベトナム代表監督のブルーノ・ガルシア氏が就任することを承認した。

 スペイン人のブルーノ・ガルシア監督は、スペイン2部のグラナダや同1部のアスカル・ルーゴで指揮を執り、最優秀監督に送られる『ラモン・コボ賞』を受賞した。その実績が評価され、2012-13シーズンには中国のHangzhou Zhejiang Dragonsを率い、リーグ準優勝に導く。さらに2013年にはペルー代表の監督に就任。所属するマネジメント会社によると、このときにヨーロッパのフットサル監督として、初めて南米の代表監督を務めた人物になったという。

 2014年からはベトナム代表の監督に就任。同時に代表選手の大半が所属するベトナム初のプロフットサルクラブのタイ・ソンナムでも指揮を執った。2015年のAFCフットサルクラブ選手権でタイ・ソンナムをベスト4に導くと、2016年に開催されたW杯のアジア予選を兼ねたAFCフットサル選手権では、準々決勝でディフェンディングチャンピオンだった日本をPK戦の末に撃破し、ベトナムを史上初となるW杯の舞台に立たせている。コロンビアで開催されたW杯でもグアテマラを破り、決勝トーナメン進出を果たした。

 ベトナム代表と2017年10月まで契約を結んでいたブルーノ・ガルシア監督は、W杯終了後にベトナム代表の監督を辞任。その去就に注目が集まっていた。

 日本代表の監督に就任したブルーノ・ガルシア氏は、明日21日に記者会見を行う。

 ベトナムで大きな成功を収めたスペイン人監督が、失意を味わった日本代表をどのように立て直していくか。また、ミゲル・ロドリゴ元監督の下で進められていた指導者育成のシステムの完成に向けても、その手腕は期待される。

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