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「強い気持ちがチームを作る」 ハリル、メンタルの重要性を強調「明日は勝つ」

2016.10.05

ハリルホジッチ監督がイラク戦勝利に自信を示した [写真]=JFA

 2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選第3節のイラク代表戦を翌6日に控え、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が5日、記者会見に出席した。1-2と敗れた第1節のUAE(アラブ首長国連邦)代表戦以来のホームゲームを前に「明日は勝つと思う」と自信を示した。

「全てのことをやらなければならない。我々が勝つための準備だ。日本が勝つための全ての準備をする、ということだけにとどめておく」と語り始めたハリルホジッチ監督。チームのコンディション調整と現状について問われると、「各自のフィジカルコンディションは違う。何人かは良い状態で、何人かは疲れている。2日前に着いた選手もフレッシュな状態だが、遅れてきている。より疲れているかもしれない。しかし、我々は全てのことをやって、疲労回復のところをトライしていかなければいけない」と話した。

「トップパフォーマンスにはならないと思う。昨日は短くて正確なスピーチをしたが、『とにかくメンタルだ』と言った。『それが違いを見せつけるんだ』と選手には言っておいた。明日の昼までにしっかり考えて最終的に決断しようと思っている。ただ、全選手のモチベーションはかなり高いし、疲労があったとしても、皆がプレーしたいという気持ちでやっている」

「あとは私と選手との信頼関係になると思う。そして、これは喋ることで解決していくものなのかなと。トレーニングをせずに何かプレーすることは不可能だ」

 チームの状況について説明したハリルホジッチ監督は、選手たちに強調したという“メンタル”の部分について、「(W杯)二次予選の初戦やUAE戦の時以上のプレッシャーを感じているか」という質問を受け、以下のように回答した。

「最終予選は常にプレッシャーがある。そのプレッシャーによって、選手はより戦う意識になると思う。そして、最終予選は素晴らしい試合だけではいけない。本当に素晴らしい、と言われる試合をしなければならない。W杯なのだから、本当にやらなければいけない」

「誰もプレゼントを我々に渡してくれるわけではない。勝利を探しにいかなければいけない。最終予選突破を勝ち取りに行かなければならない。日本ではそんなにプレッシャーはないと思う」

「日本ではそんなにプレッシャーはないと思う」と語った指揮官は、自身の経験と照らし合わせながら「それが良いことなのか、悪いことなのかはよくわからない。私はいろいろなチームを率いてきたが、プレッシャーはここの10倍はあった。今の状況も選手に伝えた。本当に強い気持ちがこのチームを作っている。本当の強さは困難なところで発揮するものだ。本当にみんなが高いところを意識してやっていかなければいけない」と、選手たちの奮起を促した。

 対戦相手であるイラクについては「ここ最近の7、8試合を見た。このチームは十分に若いことも把握している。このチームの約80パーセント(の選手)が(リオデジャネイロ)オリンピックを経験している。彼らがどのようなプレーをするかは完璧に把握している」と分析に自信を見せ、「イラクの方々はかなり長い時間、合宿をすることができたが、我々はできなかった。疲労回復の時間もそこまでない。ただ、日本のチームはまだまだ最終予選を突破するだけのクオリティーがある。明日は勝つと思う」と勝利を宣言した。

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