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“中東の笛”にはクレバーな対応を。酒井高「ファウルしていい場所」を見極める

2016.09.04

3日のトレーニングに参加した酒井高徳 ©JFA

 2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選の第2戦に向けてタイに移動した日本代表は、一夜明けた3日に現地で初練習を実施した。

 1日に行われた初戦のUAE戦では相手DFが自陣ゴール前に人数をかけて守っていたため、日本はなかなか相手の守備を崩し切ることができなかった。同試合にフル出場したDF酒井高徳(ハンブルガーSV)は、攻撃面について「(ペナルティエリア)外で一人、二人(のDFを)はがした時だけチャンスになる」と分析し、「サイドバックとしては、もう少しクロスを上げる時の工夫した方が良かった」と振り返った。

 両サイドバックの攻撃参加では、クロスでプレーを終える場面が目立ったが、これについては「ちょっと馬鹿正直にクロスを上げすぎたのは反省点」だといい、「もう少し勇気を持って(仕掛けるプレーを)やってもよかった」とコメント。「ボランチ、トップ下、FWの選手といろいろ話したい」と次戦までに改善を目指している。

 また、UAE戦ではDF吉田麻也(サウサンプトン)が不可解な判定でFKを与えて失点したり、FW浅野拓磨(シュトゥットガルト)のゴールが認められないなど、“中東の笛”と評されるような日本にやや不利な判定が続いていた。審判に対して気をつけている面を聞かれると、「2、3度吹いたファウルに対して、どういうファウルだったのかは個人的には気にしている」と、空中戦で手を使うプレーに厳しいのか、「背負った状態でのアプローチに対して早めに吹く」のかなど、審判の特徴を素早く把握することが大事だと答えた。

 また、ファウルを気にしすぎて重要な場面で強くプレッシャーにいけないことも問題であるといい、「DFとしてはファウルしてもいい場所、ダメな場所、審判が関係あるとしてもそこは割り切ってやった方がいいのかなと。そうじゃないと、自分たちのリズムをつかむのを逃してしまうので、そこは気をつけているところかな」と、ポジショニングを気にしながら、クレバーに対応していく必要があると語った。

 日本代表は6日にバンコクでタイ代表と対戦する。

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