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五輪代表のMF原川力がメダル宣言「目に見える結果を追求していきたい」

2016.07.20

合宿合流前に展示会に登場した原川。五輪への意気込みを語った [写真]=NIKE

 19日、リオデジャネイロ・オリンピック日本代表チームがブラジル出発前、国内最後となる合宿を開始。オーバーエイジの3選手も合流し、ランニングやボール回しなど軽めのメニューで調整を行った。

 五輪代表の一人であるMF原川力川崎フロンターレ)は、同日の昼にある場所へと足を運んでいた。それは、今夏の祭典を彩る最新プロダクトイノベーションをテーマにした展示会「NIKE INNOVATION 2016 COLLECTION」。夏にぴったりな『アンリミテッド カラー(限界のない色)』で彩られたさまざまなシューズが並べられた展示室へと踏み入れた原川は、「明るい色が多くて、目がパチパチします」と笑みをこぼした。

「存在感が大きいし、目立つ。僕もこのスパイクくらい目立っていきたい」

 そう言って手にしたのは、日の丸と自身の背番号である「7」をあしらった特別仕様の『ハイパーヴェノム』。「こういう大会で日の丸の重みや、国を背負うことの重みを感じます。日本のためにメダルを取って帰りたい」と原川は絶大な信頼を寄せる相棒とともに世界大会へ挑む。

原川力

 初戦となる8月4日(現地時間)のナイジェリア戦まで2週間余り。「暑さもあって、厳しい戦いのほうが多いと思う。まずはしっかりと守備から入ることが大事ですし、ボランチとして攻守の両面でチームをけん引したいです。シュートも狙って、目に見える結果を追求していきたい」。世界と戦うイメージを膨らませながら、「すべてにおいて違いを見せたい」と意気込んだ。

 五輪への思いを“託す側”に回った選手の存在も忘れてはいない。代表入りが有力視されながらも、ケガで涙をのんだ川崎のチームメイト、DF奈良竜樹からは「おめでとう」と声を掛けてもらったという。

「本人が一番悔しいはず。そんな複雑な思いがある中で『おめでとう』という言葉を掛けてくれた。ケガで出られなかった選手、行きたくても行けない選手の思いが詰まったチーム。その思いは全員が理解していると思うし、理解することでもっともっと強いチームになれる」

 メダル獲得は手倉森ジャパン発足時からの変わらぬ目標だ。「輝いたメダルを取って帰りたい」。強い決意を胸に今、原川力がブラジルへと飛び立つ。

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